変形性股関節症手術後  

1ヶ月検診のため札幌へ

2009年4月 2日(木) 曇り のち 晴れ 
いつも前の日から札幌に行ってホテル泊まりにしていたが、今回は当日直接行くことにして、朝早い神戸発8:25の飛行機に乗った。定刻どおり出発。新千歳に10:30過ぎについて、真駒内行きのバスに乗り込んだ。
なんと、このバス、私ひとりの貸切。最初から最後まで大きなバスに乗客ひとり。 タクシーなら1万数千円かかるらしいのに、1000円ちょうどで大きなバスの高い位置からの車窓の景色を楽しんで、ものすごく儲かった気分。
真駒内駅からは、タクシーで石部基実クリニックへ、ワンメーター。
同期のTさんは前泊したホテルから少し早めに行って、隣の六花亭で昼食にするとお聞きしていたので、私も運よく12:00過ぎについて、ご一緒に軽食を。 ずっと歯の具合がよくないし、それでなくても食べるの遅いし、とってもおいしそうに食事を楽しまれる彼女に申し訳なかったけれど、話は弾んだ。 足の話題に限らず、私の融通の利かないところなども指摘されて、ちょっと痛い話も会話が弾んで楽しい。

1 ヶ 月 検 診

石部基実クリニックの待合室では、1ヶ月ぶりに会ったもうひとりの同期のOさんと手を取り合って再会を喜んだり、初診に来られた人たちとお話して、今まで先輩さんたちにいろいろお聞きして気持ちに余裕ができたり、実際に役立つアドバイスをもらったり、いただくばかりだったのが、ご恩の恩送りというそうだけど、今回からは、少し自分の経験がお役に立てたかなと先輩気分を味わわせてもらった。

14:00から、血液検査、レントゲン撮影、筋力測定の後、『手術後の日常生活 Q&A』の詳細な説明を担当の人から受けた。 大体の人が先生にする質問を取り上げてあって、個別にその人に必要なことは口頭で説明がある。
<卒業>
  ○ シャワー浴(入浴許可がでるのは先生の診察後)
  ○ 弾性ストッキングは、履いても履かなくてもいい。好きなように。
  ○ 手術側を下にして寝てもいい・・・傷口が痛いときは、保冷剤を凍らせず柔らかい状態で下に敷く。
<継続注意事項>
  ○ 杖は3ヶ月間使う。
  ○ 足の間に挟む枕は一生使う・・・もらった紙には3ヶ月間と書いてあるが、危ない人間と目されたのか私は一生。
  ○ 自転車に乗るのは3ヶ月後・・・3ヶ月経って乗るようになって、押して歩くときには術足側に自転車が来ないように、
    自転車の右側を歩く。 今までと逆だから慣れるまでしんどそう。
    乗る前の助走で、ケンケン乗りはダメ。先にまたがっておいてから乗る。
    これも紙に書いていないから、高齢とかからだの硬さとかで、人によって違うのかもしれない。
  ○ 正座は冠婚葬祭以外は控える
  ○ しゃがみこむ姿勢や草引き草むしりなど、膝をついての作業も控える・・・柄の長い道具を使って、
    立ってできる作業にする。いずれも絶対ダメということではないけれど、脱臼の危険性があるから。
  ○ 書いていないことも加えられたが、 誰でもということではないようだ。
    お風呂上りに、足を横に開くストレッチをする・・・片手で膝を開きながら、もう一方の手で
    太もも内側の腱をもみほぐす。

☆石部先生の診察 ☆
今回と初診時のレントゲン写真を並べて説明された。 写真が並ぶとよく分かる。変形していた股関節は切り取られ、人工股関節がきれいに収まっている。
初診のとき同様、足の各部の長さや太さを計測、 先ほどの機械による筋力測定と合わせて、今後の課題が決まるようだ。 私の場合は、両足に錘をつけて、今後ますます筋力トレーニングに励むこと。
血液検査の結果、貧血回復が認められ、鉄剤終了となり、傷跡がきれいで、入浴許可がでた。うれしい。
次の検診は、3ヶ月検診になるかと思っていたが、同期のお仲間ふたりと一緒に1ヶ月検診合格。次は1年検診となった。
やったぁ〜。

3人の検診が済んでから、また隣の六花亭へ移動。Oさんのご主人もご一緒に、スィーツを。1ヶ月経っていても、いや、1ヶ月経っているからこそ、話は次から次へ、その後のお互いの経過や、足ともさんとのお話は尽きることがない。 6:00になって薄暗くなったので、お開きにして、多分レンタカー?でいらっしゃっているOさんご主人の運転で手術を受けた小笠原クリニック札幌病院まで送っていただいて、現在の入院足ともさんたちのところへTさんと一緒に突撃訪問。
Tさんは、和風トイレしかないところでも、女性が立ってオシッコできる使い捨て用品(オランダ製)をネットで買って、情報のひとつとして看護師さんにお知らせしたかったようで、見本にひとつ渡されていた。 ちょうど夕食時、みなさんが集まっている食堂に行って、Tさん、かっこよく歩いて見せて、今は大変だろうけど、1ヶ月後にはこうなりますよ、と励まして、さぁーと引き上げた。

今夜は私もホテルを取っているので、1年後の再会を約してそれぞれの宿泊先へ別れた。

ホ テ ル で

いつものホテル、いつもの35階のレストランで懐石料理。夜景のキラキラ灯りもきれいで、おいしい小樽の地酒を3杯もおかわりしていい気分に酔った。
今朝5時起きと早かったし、疲れてもいて、カップ3杯のお酒はさすがにきつかった。部屋に帰ってそのままベッドへ。