京 都 新 緑 散 歩
2010年5月4日(火) 晴れ
青く染まるほどの早緑の中に身をおきたいと京都嵐山に出かけた。左股関節が痛むのを押して出てきたので、無理はしない。タクシーで何ヶ所もめぐるのをやめて、一ヶ所でゆっくり。ゴールデンウィーク真っ只中だもの、人が多いとは思っていたよ。それにしてもすごい人出。嵐山は大人気観光地なんだねぇ。この時期、京都はどこもだろうけど。
ここに車は入って来られない、歩いて来てよかったぁ
みんなゆっくり、上を見たり、横をのぞいたり、写真を撮ったり

大河内山荘

左、大河内山荘入り口、右、嵯峨野散策路 入って少し上るとこの景色、右広場にお抹茶席がある

ここまでのあの雑踏は何だったのだという静けさ。山荘の中ではほとんど人に出会わない。嵐山駅からずっと歩いてきたので少しくたびれた。まずはお茶をいただこう。たまたま、私ひとり。すぐに何組か入ってこられたけど。目の前の竹林を渡ってくる涼しい風に生き返った心地。前回よりお茶もおいしい気がする。
日差しが強いので、後から来た人もみな建物の中へ 見た目だけじゃなく、涼風が気持ちよく、緑緑の気分


面白い形の中門
お茶席の横から順路に従って石段を上ると・・・
中門横の手水鉢
大乗閣、左後ろ借景は嵐山
大乗閣前から見える京都北東の山並み、肉眼では奥の方にうっすら比叡山が見える

2006年晩秋、紅葉の頃、初めて来て、散策路が石段を上ったり下りたり、それもまっすぐの道はほとんどなくて、曲がった先にどんな景色に出会えるのだろうとわくわく。他の季節にもまた来てみたいと思ったのだ。願いがかなって2度目、新緑の時期。期待にたがわず、静かで美しい散策路。聞こえるのはウグイスの声ばかり。ただ、やっぱりね。初めての時には長い回遊路と感じたが、今回あっという間にまわってしまった。しょっちゅう立ち止まって上を見上げて、随分ゆっくりまわったんだけど。





南西隅にあたる嵐峡展望台から、保津川をはさんで対岸は嵐山


月光亭から見える京都市内と東山方面




大河内傳次郎記念館

嵐山・桂川