

残暑厳しいまま、次々に台風がやってきますね。毎年のこととは言いながら、ひどい様子に胸が痛みます。
寒さに弱い猫も、暑さには参っています。だけどエアコンは嫌いで、猫のために少し開けてある隙間のすぐ外側で長々と寝そべっています。実は飼い主もエアコン苦手。昼間は34度でも西日の入る窓のカーテン締めて、扇風機を強の首振りにして過ごします。
8月になってから、外に出さないようにしています。不用意に道のほうにフラフラ行ってしまいそうになることもあるし、食べてはいけない猫じゃらしを食べようとします。なによりも、ノミをもらってかゆいのがかわいそう。
若くて元気なころは、ノミ取り首輪をつけてやりました。 効き目は抜群。でも毎年のことで、首の辺りの毛がなくなってピンクの肌が出て痛々しく、病院で相談して、首の後ろに1滴落とすだけで、猫の皮膚の表面に薬がいきわたって、ノミが寄り付かなくなるという薬品をつけるようにしました。でも
どちらも、高齢猫にはきついようです。
今年はよく外に出したので、すでにやられているようで、からだを舐めているときに急に向きを変えて舐めたりかんだり、冬毛を取るためだけじゃなく、ノミのかゆみのためもありそう。
数年前にひどくノミにたかられたことがあって、ノミすき用の目の細かい櫛を使って一網打尽に近いくらい効き目があったのを思い出し、
そっとすいてみたら、櫛には丸裸になるかと思うくらいごっそり毛がついても、ノミの成虫の姿はありません。猫は怒って噛みつくし、ノミすき櫛も高齢猫にはきついのだと使わないことにして、いつものブラッシングだけ。かゆみを軽くしてやるくらいでしょうけど。
最近は、吠えることが増えました。ウンコのときだけじゃなく、おしっこのときにも、眠いときにも、ウォーって大声で吠えます。
年とると赤ちゃんに帰るのかと思っていましたが、人間だって、赤ちゃんに帰るわけではないですよね。心やさしい人が、そんな風に老い衰えていく状態を慈しんで表現したのでしょう。
ピーターは赤ちゃんのときには吠えることなんてまったくなくて、ついこの間までは、鳴くことも滅多になかったのだから、どこか痛いのか、甘えているのか分かりません。そばで、いい子だねぇと声をかけたり、嫌がらなければ抱いてよしよしとなでてやったり。それだけで気分は落ち着くようです。年老いた自分にいらいらしてるのかなぁ。
体力はまだ衰えたというほどではありません。ジャンプ力の源、後ろ足の筋肉がごそっと落ちましたが、今でも、餌は1階台所。猫トイレは2階。夜は2階の私のベッドそばか、エアコンが効いている時には、ドアの外側で寝ます。階段の上り下りは苦にならないようで、時々はすごい勢いで走り回ったりしています。
病院でもらった腎臓にいい餌を食べて、2日に1回はウンコも出て、おしっこは1日に1〜2回ちゃんと猫トイレでしています。
箱入り娘とはいきませんが、箱入りおばあちゃん。これからの涼しい気持ちのいい季節をゆったり穏やかに過ごして欲しいと願っています。
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