猫・ピーター


1986年11月、我が家に子猫がやってきた
我が家に来たばかり 赤ちゃん猫ピーター
朝、通学の途中で鳴いているところを見かけ、帰りにも同じ場所で鳴いているのを見て、明日の朝、ここでこいつが死んでいるのを見るのはいやだと言って、次男がつれて帰ってきたのが、この泣き顔の猫でした。
当時、次男は私と口を利くときは怒鳴りあいという反抗期真っ只中。家族全員猫嫌い。拾ってきた次男も猫よりは犬が好きという悪条件の家で飼われるようになったのでした。

泣き顔、美人顔 コタツの中
これから冬に向かうという季節。子猫では寒かろうと、夜、私の布団の中に入れてやりました。ところが翌朝起きてみると、布団の中にはいません。座布団で丸くなっていました。
次の日、布団の中に入れたら弾丸のように飛び出して、絶対に入ろうとしません。熟睡派の私が寝返りをうつときに、きっと圧死の危険を感じたのでしょう。以後どんなに寒くても、決して一緒に布団の中には入りません。う〜んと寒い時期は私の足の上で寝ています。もちろん掛け布団の上です。
長男がたまたまチョコレートかキャンディを食べた後の包み紙を丸めて捨てたのをさっと追いかけて、もっと投げてと催促する様子が面白くて、みんなでその辺の紙切れを丸めて投げてやるようになりました。必死で追いかけて意気揚々と咥えて戻ってくる様子がかわいくて、何度も投げました。こちらが腕が痛くなっても、一向に飽きないらしくてついには先に4メートルほど離れた玄関のたたきまで下りて、上がりがまちからキラキラさせた目だけ出して待つようになり、仕方ありません。何十回も続けました。 こちらはコタツに入っていますから、そばまで持ってきてくれればいいのですが、ちょっと離れたところで口から落として、さっと玄関まで下がって、キラキラおめめで待ちます。子猫は本当によく遊びます。


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