猫・ピーター
いたずらざかり

隙間からのぞく高いところ、狭いところ、動くものが好き。
幅6センチの戸袋に入って桟をよじ登り、上にかけてあるものをゆすって遊ぶ。柱と壁に爪を立てて、どんどん2階まででも登っていく。コップの氷 「叱らなくちゃだめだよ、ちゃんとしつけをして。」なんて、数年前までこんなどころじゃなかった腕白をすっかり忘れたのか、息子たちが、「こんなことしちゃ、だめ!」って言っている。
今のうちだけよ。楽しいよね。いいね、身軽で。私はうらやましい。


新聞くわえる新聞を広げたら、くわえて引っ張る。読んでいるところの上に座る。寝そべる。
私が朝起きて着替えるときは、何の騒ぎかと思われるほどの修羅場に・・・・・・まさか。だけど、確実に毎朝背中と手に引っかかれ傷ができて、血が出ました。どうしてそんなこと?動くものを見ると俄然目が輝いて、飛び掛るのです。バックホックのブラを止める手に飛び掛かり爪を立て、噛み付きます。
でもいつの間にかそんなこともしなくなりました。



抱かれて我慢3秒 紙袋の中
うちへ来たのはおそらく生後2ヶ月くらい。野良だった猫は、抱かれたがらないとは聞いていましたが、この猫は特別嫌がります。よその猫は私の膝に乗って全然動こうとしないというのに。この頃、抱かれて我慢できるのは3秒でした。
このときも、しっぽに力をいれてピッピッと振って、我慢できるぎりぎりで腕の中から飛び出しました。

猫目次へ