猫・ピーター
トイレとお風呂・・・たいへん!

うちに来たときにはトイレのしつけができていませんでした。部屋の隅っこや物の上でおしっこをするので、家中に強烈な臭いが漂いました。外に出たがらないのを根気よく庭の砂のあるところに連れ出して教えましたが、なかなか家の中でするのをやめません。
庭を歩く 賢そうに見えたけれど、本当はとてもバカ猫で、このままずっと家の中のあちこちでやられるのかと、腹立たしく情けなく、困り果てているときに、動物好きさんが教えてくれました。優しくたっぷりの愛情をかけて教えれば絶対に大丈夫!その人のお母さんは猫をおぶって家事をこなされたそうです。
腹を立てている飼い主の声に反応して、余計しちゃぁいけないことをやっちゃうのだって。
やっぱり私は猫嫌い。猫にはちゃ〜んと分かるのです。


それからは決して大声で怒鳴りつけず、気長に優しく、接するようにしました。こわごわ背中に乗せられれば、乗るほうだって怖いでしょう。おんぶは喜びませんでしたが、徐々に外でするようになって、ほっとしました。
トイレのことから猫にいろいろ教えられました。安心できる信頼できる人が言うことなら、言っていることだって分かるし、言うことをきいてもいいかと思うようです。きっと人間だって同じです。多分子供だけじゃなく、おとなだって。


ぬれねずみ、じゃなくぬれ猫 お風呂に入れるのは、毎回戦争です。
洗面所、浴室と順に戸を閉めると、ヒーと声を上げます。
浴槽代わりのバケツにお湯を張ってからだをつけるのが、もう大変。渾身の力を振り絞って飛び出し、浴室にいる間中、ものすごい雄たけびをあげ続けます。ご近所の人に猫殺しじゃないかと思われそうで、お風呂よ、お風呂、と猫に負けない大声で叫びます。
終わって戸を開けるやいなや、飛び出したと思ったら、全身なめなめ、なめなめ。

ぬれねずみ・・・に見えますねぇ、ちがいます!



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