猫・ピーター
高 齢 猫 に 学 ぶ
06月6年24日

朝から居間のソファに上ることなんていままでなかったけれど、午前中そこでじっと丸くなっていた。

気温26℃。湿度60%。さわやか。気持ちいい。朝8時。おかあさんはベッドでぐずぐず。今日は土曜日。別に早起きしなければならない用はない。
だけど、猫は気持ちよくなかったらしく、ベッドの足元で吐いてしまった。後始末をして、猫トイレを見に行くと、タールのような便が出たあとがある。やっぱり。ウンコがちゃんと出なくて、無理に餌を食べてそれを吐いたようだ。お腹と肛門を少しマッサージしたら、しばらく後で、あとふたつぶウンコが出て落ち着いたようだ。
以前はまったく猫を理解せず、嫌がることばかりして、かまってやったつもりだったつれあいが、触れ合う時間が長くなり、嫌がることをしない、喜ぶことをする、ようになって、なかなかにいい関係になっている。驚いたことに、今朝は猫優先。自分専用ソファに近づかず、考えられない気の使いよう。
猫が私たちより一足早く老いて、ボケはしないし、歩けはするけど、時々体調を崩して、吐いたり吠えたりする様子や、そのときの家族の対応を見て、猫だけじゃなく、人間の老いや家族関係も少し学んでいただけたようで、猫ピーターの存在の意義は今までにも増してとても大きい。ありがとうね。ピーター。



06年6月23日


友人宅の14歳のワンちゃんが、昨年暮れ頃には散歩がむずかしくなったと聞いていたが、最近まったく歩けなくなったそうだ。犬猫とひとことで同じように言われるが、いろいろ違うようだ。


からだが大きい方が足が弱ったときに早く歩けなくなるだろうし、猫には滅多にないと聞くボケ状態が、高齢犬にはよく起こると聞く。犬は、普通、群れの中の上下関係に鋭敏に反応して生きるといわれて、絶対服従、従順、つまりはストレスバンバンかかる生き方を強いられるペット生活であり、比べて猫は、ある意味我儘放題、好き放題。そこが猫らしいよさと愛されて生きる生活。
友人と私の意見がまったく一致したのが、人間も同じだろうということ。まわりを見渡しても、わがままを通している人にはストレスかからず、元気でボケずに長生き。気を使って自分を押さえて生きる人は、病気になり勝ちであまり長生きしていない。
ま、そんなに簡単なことじゃないけど、真実の一面を言い得ていると思う。自他共に認める我儘ぶりの私が、どうしてこんなにボケてくるわけ? わからん・・・


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