猫・ピーター
夜明けの猫わめき
06年12月13日
  猫わめきが少し戻ってきた。

餌も少し食べるようになったし、頭と耳を両手で包むようにマッサージすると、力を入れて強く踏ん張って頭を押してくる。昨日はよほど具合が悪かったのだろう。今朝方ウンコが出てから元気になったように見える。よかったねぇ。ほんとうによかった。



06月12年12日

突然猫の夜明け鳴きがなくなった。昨日も今日も私が自然に目覚めるまで、まったく猫に起こされることがなかった。

生きてるか?と心配になって見てみると、ちゃんと息はしているし、歩いたり跳び上がったり、いくらでも動いているけれど、今日はまったくカリカリ餌を食べない。
大分前から左の下の歯が弱っているらしく、ときどき前足で口元をさすっているし、私が左あごあたりを触るとその手を払いのけようとする。この頃は、右あごでも同じようにするようになったから、右の歯もおかしくなったのかもしれない。口を開けて中を見させてなんてくれないし、見ても分からないだろうし。
お医者さんからもらっている腎臓にいい餌は、カリカリとペーストと2種類あるが、うちの猫はどうしてもペーストを食べなくて、ずっとカリカリにしている。 そのカリカリ餌を袋に入れてかなづちで細かくしてみたが素通り。かつお節を振り掛ければかつお節をちょっとなめるだけ。
こんなことが続けば、お医者に連れて行こうと思っているんだけど、どうなのかなぁ。高齢猫に麻酔をかけて歯を抜いたりできるんだろうか。それとも歯じゃなくて、何か他の具合が悪いのだろうか。できればおだやかに苦痛なく老衰で大往生、だったらいいなと思ったけれど、猫も人間も、そんないいことはめったにないんだろうな。



06年12月7日
  夜明け前後の猫の鳴き声がすさまじい。

あんな小さなからだのどこからこんな声が出るのかと思うほど、ギャア〜オ、ニャ〜ゴオ。2時間から3時間も断続的に続くから、そのつど起きて抱いたりさすったりしてたんじゃ身が持たない。
何度かに1度の割合で無視していたのを、何度かに1度相手をするだけにしたら、最後はクシュンクシュンと自分のホットマットへ戻ってしばらくおとなしくしているようになった。私が抱いたりなでたりするから落ち着いたのじゃなくて、間欠泉がときどき噴出するように、騒ぐのと静かになるのと自然に交互にやってきているのかもしれない。
ご先祖がえりか、ボケてきたのか、すさまじい明け方の騒ぎだけはやめてほしいなぁ。他に困ったことなんて何もないんだけど。
毎日夕飯時くらいからパソコン横に寝そべって、ときどきキーボードの前に座り込んで邪魔をして、私が2階で寝るまで1階で過ごすピーターが、今日はちっともそばに来ない。さっき1階でニャァニャァ鳴き声が聞こえたのに、いつの間にかいなくなっている。おかしいなと思って、次にまた静かな鳴き声が聞こえたときに、様子を見に行った。
いつも居間のドアを閉めて、台所の引き戸を10センチ位ピーター用に開けているのだが、それが5センチしか開いていなくて、人間でも開け閉めできないくらい固くなっていた。レールに何か挟まっていたようだ。
ごめんごめん、こういうときにこそギャア〜と鳴いて知らせればいいんだよと言い聞かせたが、分かってないだろな。猫はほんとうに辛抱強い。餌がないときにも鳴かない。思い通りにならなくても鳴いたりしない。それがどうしてあの夜明け頃の騒ぎなんだ!猫族のふしぎ。猫が高齢になり始めた歴史は短いから、これからの研究課題かな。


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