
07月3年30日
ピーターの長生きちょっと自慢。
腎臓にいいという餌がなくなったので、2週間後にと言われていたより少し早いけれど、動物病院に行って来た。最近は食欲も戻って元気。すぐに餌もなくなってしまったわけだ。腎臓の数字は大分よくなっているらしい。餌だけでよくなるのは体力がある証拠だろう。
絶対安全大丈夫というわけではない抗生物質の注射だと説明を受けたが、お腹がすいているのに食べられなくて、餌を口に入れて後ろに飛んだ姿はかわいそうで見ていられなかった。口内炎に効き目があって、痛がらなくなり元気に庭の散歩もしている。20歳過ぎの猫としてはいい晩年といえると思う。
息子たちが小さい頃、金魚つりでいっぱいつって帰った小さい金魚を、きっとすぐ死んじゃうけどねなんて言いながら、発泡スチロールの箱に入れて飼ったことがある。それがほとんど元気に生き残って、約5年後に引っ越すまで倍以上の大きさに育って、20匹くらいはいただろうか。喜んで近所にもらわれていった。
金魚つりの金魚も猫も、長く生きるのは、もともとが丈夫なんだと思う。手のかかる高級品種ではない。だけどちょっと自慢。
07年3月25日
朝鳴きがひどくて、寝たような気がしない。
どうしてあんな大声を出してわめくのか。その大声というのが、昔、浪曲士が川風を受けて声を出す訓練をしたとかいう感じの、のどの奥から精一杯声を張り上げる、そういう声。朝方の3時間ばかり、5分と空けずその声量抜群の大声で吠え立てられて、時々は起きてなでたりさすったり相手をするが、やめると大騒ぎ。きっとご近所さんも起こされているのではと思って気が気じゃない。私はいざとなれば猫が落ち着いた後また寝直しができるけれど、若い人たちはそうはいかない。仕事や勉強や、昼間も忙しい。
ときには昼間もわめきまくる日もあるけれど、今日は昼間はおとなしく何時間も寝ていた。明日の夜明けが怖い。獣医さんの言うとおり、かわいい、うれしい、なんだけど、これはまさに介護だなぁ。
私たち家族に、介護についていろいろ感じさせ考えさせてくれて、きっと、私が我が家で一番高齢化が進んだときに、家族がどう接したらいいか学習させてくれているのだ。そんなことを思うと、ますますかわいさありがたさが増すよ。
07年3月19日
病院に連れて行った。
2週間前にもらった腎臓治療食はほとんど食べず、以前からのk/dなる乾燥餌をうちで粉に引いたほうを、喜びはしないけれど、まだ少しは食べるから、そちらをもらいに。それと腎臓がよくなっていれば、大好きなかつおやマグロ餌をやれるだろうかと思ったが、腎臓のほうは相変わらずで、歯槽膿漏ももう一度抗生物質と痛み止めの注射を打たれて、乾燥餌だけもらって帰ってきた。
朝方、大声で吠えて胸に飛び乗ってくるので睡眠不足だと言ってみたら、かわいいじゃないですか。大好きっていってるんだからうれしいでしょう。我慢してあげて。と言われてしまった。年とって大声を出すようになったのを黙らせるには、きっと睡眠剤のようなものしかないのだろうな。それはほんとにかわいそう。元気で寝たきりでないことを喜んで、吠えまくるのは我慢我慢。相手をすれば静かになるのだからなるべくなでたりさすったり。睡眠不足は昼寝でカバーだ。
07年3月11日
昨日の朝方の騒ぎ方はそれはそれはものすごかった。
いつもはひどいといっても、断続的に続くのだけど、昨日は、切れ目なく大声で何種類も声の調子を変えて吠えまくっていた。
無視することを覚えてからは私も起きて相手をしてやることがあまりなくなったから、どんどん体調は落ちてきているのに無視されるといって、怒っているようだ。
自然の摂理に従えば、猫は夜明けごろが一番の活動期なんだから、その頃一番眠いからといって無視し続けるのはいけなかった。猫も若いころは飼い主に合わせて、夜寝て昼間は起きているということもできるのだろうが、年とると、いろんなことが種族本来のあり方に戻っていくのだろう。
今朝はピーターに付き合って6時前に起きた。猫トイレの掃除をしたり、餌を作ったりしている間、実におとなしく待っている。マッサージもブラッシングもいくらでもやってくれという感じ。ひととおり相手をしたあとは、おとなしく自分の椅子で丸くなった。ご近所まで響いていたであろうあの大騒ぎがなくなれば、ピーター自身もいい気分だろうし、家族の安眠も保てる。私が早起きすれば問題解決か。寝るのが遅いから・・・
07年3月4日
まだまだ長生きできるよぉ〜、ピーター。
どうしても腎臓病食を食べようとしなかったピーターが、スプーンでつぶしてお湯で温めたら、少しずつ食べるようになったので、今日の2度目から、それに抗生物質の粉末をまぶして、目くらましならぬ鼻くらましにかつお節をほんの少しトッピング。
他に食べ物がなくて、うんとお腹がすけば背に腹は変えられない。食べられるようになったわけだ。よかったよかった。最近よくおしっこをするようになったので、いいことかと思っていたら猫にはそれはよくないことらしい。
食欲も体力もある間は、好きなものを好きなように食べさせるのじゃなく、腎臓と歯茎を守って元気に暮らしてもらう。
07年3月2日
今度こそ口内炎か、歯槽膿漏か、病院へ連れて行った。
また食べられなくなって、水分だけ口にしている。お腹はすいているらしく、餌にはがっつく様子を見せるけど、まるで餌にとげでも入っているように飛びのいてギャーとわめくを繰り返す。餌は最近、出刃包丁で細かく切り刻んでかつおだしの汁で緩めてあるのだけど。そのときの様子と口が臭いのとで、口の中が問題だと思われる。
血液を取って腎臓の機能を調べられ、歯の痛いのを一気に取り除くために副腎皮質ホルモンと炎症を取るための抗生物質と、3つも注射針を刺されたが、鳴かず騒がずおとなしくしていて驚いた。目はまん丸。しっぽは倍の太さ。怖かったに違いないけど、家でも車の中でも、病院に着いてからも、ずっとギャーギャーわめき続けだったのに、看護師のお姉さんに抱かれてほんとに静か。
いざとなると、覚悟を決めてじたばたしないのは、おかあさんと同じ・・・飼い主のことね・・・。
腎臓は大分悪くなっているそうだ。そりゃまぁ、この2ヶ月、普通の餌ばかり。それも食べる量がそれまでの2〜3倍もだから。もうカリカリは食べないからと、フレーク状の腎臓病食をもらって帰ったが、やっぱりまったく食べようとしない。
今年に入ってからはもういよいよだろうかと、苦しい治療を受けさせるよりもおだやかな最期を、と思っていたのは事実なんだけど、歯が痛まなければまだまだ食欲もあり、1階と2階を1日に何十回も上り下りする体力もあるし、何とか腎臓病食を食べて寿命を全うしてほしい。無理な延命とは思わない。がんばれ!
ピーター。
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