夙川北山散歩
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2012年4月24日(火) 晴れ 
数年前の全山紅紫色に染まったかのような風景を期待して、1週間後に来てみましたが、今年は当たり年ではないようです。でも、遊歩道の両側にコバノミツバツツジのやさしい小花が咲きこぼれるなかをゆっくり歩いていると、思わずかわいいねぇきれいねぇと声をかけてしまいます。
ベンチとテーブルが朽ちて取り払われた跡です
もう草も生えず、雨が降るたびに土が流れてえぐられています
前回、表面の砂で滑って上りにくかった箇所が
画面左下のほうでした
右側の水面は中の池です
このあたりはいつも南側通路から見ると
紅紫色にかすんだように見えるほどコバノミツバツツジで
混み合っているのですが・・・
ひときわ鮮やかな色が見られるあたり

紅紫とうす緑の競演

1週間経った北山三池を見てください。初々しい新芽若葉の萌黄色。
南の池
中の池
北の池

7年ぶり北山山頂へ

股関節手術前後は、北山山頂へ登ることはありませんでした。今日も自信はなかったのですが、絶対無理だと思い込んでいるあの急坂が、今どんな風か見てみようとおそるおそる登り口から石段を上がりました。 思っていたより長く歩いてその場所に着くと、ちょうど上る人と下りる人で上下で待っているほどの混みようでした。以前も、山肌がそのままでもろい土が乾いて砂になり、表面を覆っているので怖かったのですが、今回、道の真ん中に雨が流れてできたらしい深い溝が通っていて、そばの岩につかまって、苦労なく上れました。 いつからこんな風なのかは分かりませんが、今まで見に行く気にもならなかったのですから、今日が私にとって体力気力最適の山頂のぼり再開日だったのでしょう。
北山山頂部、左端に三等三角点の標識が埋め込んであります
頂上部に近い岩の上から北山池・中の池を見たところ
写真にマウスポインタを合わせると
同じ場所から2004年春に撮った写真が出ます
木々が大きくなって池が見えにくくなっていますが
中央の枯れ木と右の松枝の間からかろうじて石垣が見えています
頂上から北側にまわると、北東にある甲山が
真横に見えます
ここから甲山を見るのも7年ぶり
うれしい






7年ぶりの頂上からの眺望にうれしくなって、体調と相談して、もう少し歩いてみることにしました。覚えのある岩や、懐かしい稜線の道をしばらく進んで、2メートルほど高低差のあるところに出ました。ここから先にまるで並木道のようにコバノミツバツツジが咲き乱れていた場所があって、行ってみたかったのですが、 やめました。
以前は、ボロボロになりかけだけど太いロープが下がっていたので、それにつかまって難なく下りられましたが、ロープなしでは危ない。逃げ道か、横のほうにゆるやかな高低差の踏み跡がありましたが、今の私は体力は戻っても、転ぶわけにいかない障害者です。疲れてくると何が起こるかわかりません。あきらめました。
気持ちの高揚のままに無理しないように、今日はあきらめましたが、いつかこの道を進んで甲山まで行きたいと願いながら、帰りは慎重に、よりゆっくりと山を下りてきました。


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