夙川北山散歩
晩秋の散歩道
夙川を毎日歩くようになったのは、5年前の寒いころでした。この時期に歩くと、そのころのことを思い出します。
同じように見えても景色は少しずつ変わっています。その年の天候による影響が一番大きいのでしょう。今年は夏から秋にかけて大きな台風が4回も直撃。松の枝が沢山落ちたし、塩気を浴びて枯れた木の葉が多く、並木の桜がきれいな紅葉を見せてくれませんでした。
冬景色 晩秋散歩道


切られた松の根っこ 犬の糞入れ 小さい柿
台風で倒れかかった松が伐られたあと 中流にぽつぽつある犬の糞入れ
マナーのよくない人がいたのでしょう
でも、あるほうがいいですか?
直径3センチくらいの小さい柿
---酒樽抗菌用?

合流地点のカモ
中新田川との合流地点、今年はカモも少ないよう
手前は通年いるカルガモ、後方は渡り鳥のコガモたち

黄バラ 錦鯉
苦楽園駅下のバラ園で、香りのいい黄バラ満開 こおろぎ橋の下に4匹だけ残った錦鯉のうち2匹
誰が何の理由でか、4年前の冬に中新田川との合流地点に20匹ほどの錦鯉を放ったらしく、 その後ばらばらに別れて下流に流れ、しばらくはところどころに2〜3匹ずつ群れになっていました。
数がどんどん減って、捕って帰る人がいるからだといううわさを聞いたり、心ない人がいるという投書が新聞にも載りました。公園として完全に管理されているには違いないけれど、段差が多く、流れが急で、すぐに海に注ぐ夙川にどうして、いわば温室育ちの錦鯉を?と腑に落ちないし、錦鯉は夙川に似あわないとも感じました。
ところが、すぐ外の芦屋埋立地の海で優雅に泳いでいる錦鯉が・・・という驚きのコメントをWEB上で見かけて、そうか、やっぱり、それにしても海水が薄まっているから?元気に優雅に? と驚きつつ納得です。同じこの河口の海側でアヒルが泳いでいたこともあります。冬の間、カモのような顔をしてカモに混じって河口にいた1羽のアヒルがカモたちが北に帰ったあと、たった1羽、海でプカプカ。なんとも哀れな様子に見えましたが、あるとき、海からいなくなって片鉾池にアヒルが1羽いました。違うのかもしれませんが、誰かが移してくれたのだろうなと想像して、ほっとしました。だけど、2年ほどでそこからもいなくなったのですが・・・
錦鯉もアヒルも、人間の勝手で翻弄されているようで、単純にきれい〜かわいい〜と言えません。
下の写真2枚は、2001年2月に撮った分です。
放流錦鯉 アヒル


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