夙川北山散歩
初詣と甲山歩き

2010年1月10日(日) 晴れ

右股関節手術後初というより、2006年秋に股関節痛がひどくなって以来初めてのアップダウンのある歩き。北山のつきあたりという感じで‘北山散歩’に入れた。
甲山山麓の神呪寺に初詣。その横から道のついている甲山へ上ってみた。神呪寺は今も神仏混淆色を残す寺で、鳥居もあり、拝殿風に帯つきの鉦も下がっている。正月には例年大勢の初詣客で賑う寺だ。
甲山山頂までの往復ではハイキングとは言えないが、その山頂までは上れないかもしれないと思っていたので、どこも痛くならずゆっくり山頂をぐるりとまわって下りてくるだけでも大満足。初ハイキングと喜んでいる。

甲陽園の方から上って来ると一番に
この仁王門に着くのだが・・・写真を撮っている車道に
参道が断ち切られて、裏から見ている

車道の北から石段が続いてやっと
寺らしさが現れる
青空の下にこんもり見えるのが甲山(309m) 1回20円で鐘を突かせてもらえる
暮れから正月にかけては善男善女による鐘つきの音が
ウチにいてもよく聞こえる

境内にある展望台から南側に開けた大阪平野から阪神間までよく見える
こちらは東側




元気いっぱいの小学生の一団200人くらいが、先生というより地域の子ども会という感じのおとなたちに見守られ注意され、まだ上るのぉとか言いながら石段を上ってきたので、全員山道に入っていくまで入り口で待った。
30代の元気な時だって小学生の足にはかなわなかったんだもの。60代半ば過ぎて股関節のややこしい人間は、嵐のような一団をやり過ごすのが正しい。

写真をクリックすると拡大図が別窓で出ます 小さく横に書いてある説明文は
下に書き出します

標高309メートル、太古に活動した火山で西宮誕生の生き証人とも母なる山ともいえましょう。 遠くはその頂に神が降りたまい、近くは銅戈の出土により祖先の足あとを残す山として、さらには弘法太子のかかわる名刹神呪寺 (かんのうじ)のある山として、崇敬を集めています。山頂に展開する360度のワイドな風景は十国展望台であり、夜景のすばらしさは息をのむばかり、 近年山頂で初日の出を楽しむ人が年毎に増えています。


少しずつ九十九折を上る


ズーム、大阪のビル群が遠くに
あれっ、いつの間に?あそこは頂上だよ!
広場になっている頂上

神呪寺から上る一般的なルート
(私が上って来て下りる道)
小学生の一団はお弁当を食べたあと
甲山自然の家へのルートを下りていった
左の西向きの下り口と右の北向きの下り口はどこかで合流するのかも
同じ行き先を示している
立派な標識だけど、西向きの道は途中からまっすぐ下るきつい道らしい


100%整備された安全な道・・・楽しくはないけど 小さい柿の実が残っている

うまく上れれば、往復1時間、上で20分休憩の予定だったが、ゆっくり無理せず上り下りして、1時間とちょっとで下の門まで下りてきた。散り敷いたクヌギなどの枯れ葉はすべりやすいので、杖は山用にしてゴムキャップははずして本当に気をつけて歩いたよ。
うれしいねぇ。明日どこか痛くなるかもしれないけれど、多分大したことはない。気持ちは大いに高揚、春のハイキングの夢がふくらむよ。


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