夙川北山散歩
平和だった河口にも厳しい自然のおきてが・・・
ユリカモメの群れをトビが襲う トビがねらう
1月半ば、今まで夙川河口で見たことがなかったトビが2羽、かなり低空から干潟のユリカモメの群れの中に何度も急降下していました。私が見ていた30分ほどの間には襲撃は成功しませんでしたが、ユリカモメはそのたびに飛び立って、大きく波打つような飛行を繰り返していました。
トビ トビ
その光景を目にする前に、河口近くの河原というか遊歩道で、カラスが何かをつついているのを見たのです。遠くからはパンくずを散らしてあるように見えたのですが、近づくとハトでした。パンくずに見えたのは羽でした。思わず目をそむけましたが、近くの電柱では他のカラスが2羽じっとそれを見ていました。トビが捕まえたのをカラスが横取りしたのか、おこぼれをもらったのか、と思いましたが、これは逆なんだそうですね。カラスが狩をして、トビがおこぼれをもらうのだそうです。知りませんでした。
何度も襲いかかられていたユリカモメの中から1羽が、トビの1羽を追いかけてどんどん高く上って、上流の方へ追いやっています。たった1羽の小さなユリカモメが大きなトビを追いかけているのは驚く光景でした。100メートルくらい追いやったところでユリカモメは群れに戻っていきました。ところがもう1羽のトビが離れたトビを呼びにいって戻ってから、また2羽で同じことの繰り返しです。
海辺にトビがいないわけじゃないのでしょうが、カモメをねらうトビというのもいるのですねぇ。
セグロセキレイ ここは河口です。海辺にセグロセキレイは珍しいらしいのですが、ここではよく見ます。相変わらずのぶれ写真、逃げられて撮ったのが白い三角翼が分かるので・・・
飛ぶセグロセキレイ
センダンの実を咥えるヒヨドリ
栴檀の実をくわえるヒヨドリ。熟し足りないとポイポイ下に放り投げますが、この実は熟していたようで、すぐに呑み込みました。ところが、何故か何度も口に戻します。4回繰り返してやっと本当に呑み込んで、見ていたこちらもほっとしました。横向きに呑み込んだのでしょうか。大きすぎたのでしょうか。そういう習性があるのでしょうか。

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