夙川北山散歩


川も山も春で〜す
4、5日春めいた暖かい日が続いたら、散歩道のよそのお庭の木々が華やか。川沿いの桜ももうぽっと開いたのも。
満開の頃はすごい人出とテントを張っての食べ物屋さんの賑わいで、特に近年の人の多さでは、人ごみ苦手人間は近寄りがたく、今のうち〜と精を出して歩いています。
サンシュユ ミモザ
シデコブシ(ベニコブシ) サンシュユ ミモザ
何年ぶりか、夙川から北山へ、いつもと違う東側の登リ口から登りました。こちらは丸太で土止めをした階段が続きます。段差が大きく、アップダウンも10メートルほどと大したことはありませんが、何度も繰り返すので、いつもの石の土止め、低い段差、アップダウンのないほうがいい。また当分こちらにはこないでしょう。
水分谷橋 楽しくない階段の道 段差の大きい階段
 水分谷橋を渡って登り口 あまり楽しくない階段 段差の大きい丸太の階段
県道に架かった銀水橋を越え、北山ダムから流れてくる水分谷を渡ると目の前に大きく立ちふさがる砂防ダム。その横を進むと、新しいからまだ後ろの山側が深く、当分は鉄砲水が来ても大丈夫と安心できそうです。いつもの本流の方では、すぐ近くだけれど、すでに上流から押し流されてきた土砂でいっぱい。水の流れる真ん中あたりが最近少し掘ったあとがあるけれど、これでは、大雨が続くとすぐに埋まってしまいそう。
高い砂防ダム いつもの低い砂防ダム
水分谷に入ったらすぐ高い砂防ダム いつもの登リ口の砂防ダム
この道のいいのは、すぐそばの水分谷を流れる水音が聞こえること。見た感じは、山の谷らしい清流だけれど、すぐ上流に住宅街があって、溝の水が引かれているのを見ました。
展望台からは、いつもの北山池の大岩が見え、もちろん西宮市街や大阪湾が見渡せます。
水分谷 北山池の大岩
ちょっとまわり道をした感じでいつもの北山池三池に着きました。
期待通りの鳴き声が・・・“ホーホーホー・・・” 声量もなく、自信無げ。フクロウの赤ちゃん・・・んなわけない。そのうちにやっと、“ホーホーホーホー” が長いけど、“ホケッキョ!”とつづきました。がんばれ!

コバノミツバツツジ まだちらほらですが、
北山や東六甲でよく見る小さい紫色のツツジ
(広田神社で有名なコバノミツバツツジ?)
が咲いていました。
街で桜が満開 の頃、この辺の山では
このツツジが満開になります。

今までまったく気がつかなかったヒサカキが、
あちこちで小さい白い花を葉の影にいっぱいつけていました。
葉の裏が虫食いのように白いのがちらと見えたので、
裏をのぞくと、形のいい小花が枝にならんでいてかわいい。
見たこともないのに何で名前を知っている?
素敵な山の花のホームページでは早春から順に山で
咲き始めた花々を、
きれいな写真と一緒に毎日up されていて、
うわぁー、すご〜い、と見せてもらっていたからです〜。
ヒサカキの花、鈴なり

ヒサカキの花 ヒサカキの花
北山池南の池に、大小2匹のカメがいます。昨年までは、東側の小さい石の上で甲羅干しをする姿をよく見たものですが、今日は北側の少し大きい岩にいました。親子か兄弟か、あるいは夫婦か。いつもいるカメが姿を見せてくれるとほっとします。
カメ2匹 甑岩、変な補強
帰りはいつもの道を下りて、越木岩神社に寄りました。大きい岩が割れて崩れる恐れがあるのでしょうか。家の壁のようなもので補強してあってちょっとびっくりです。きっと何百年もするうちにはもっと大きく崩れて、名前の由来の* の形じゃなくなってしまうのでしょう。

*こしき−−弥生時代以降、米・豆などを蒸すのに用いた道具。
底に数個の湯気を通す小穴を開けた深鉢形の土器
−−−三省堂‘大辞林’より


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