夙川北山散歩
桜紅葉、自転車散歩
比叡山の麓まで紅葉狩りに出かけて帰ってきたら、夙川の桜紅葉がきれい。ひさしぶりに河口まで行ってみた。
毎日歩いて来ていた夙川河口。この風景。ずっと、いつでも見られると思っていた。今日は、いつもの景色をたまにでもこうして見ることができるのはしあわせなんだとしみじみ感じた。ひさびさの夙川散歩。自転車だけど。

河口に7羽しかいないユリカモメのうち1羽がすぐそばにきて止まった。
数が少ないのもそばに来たのも、この頃パンやりおばさんやおじさんが来なくなったのかもと、紅葉狩りの途中で機会があれば食べようと持っていたクロワッサンを探してリュックを広げたら、どこから飛んで来たのか30羽くらいもまわりを飛び回り始めた。
ユリカモメがホバリングしてエサ投げを待つとは知らなかった。風に向かってホバリング。なるほどね。パンが風に飛ばされても実にうまくキャッチして、次々に目の前にやってきて並んで待つ。
長くはできないのか、ときどき全体で大きく旋回して戻ってくる。
そのうちに持っているパンを直接つつく。手をつつく。小さくちぎるのが間に合わないうちに残りの塊を持っていかれてしまった。右写真はその後、まだあるでしょと自転車の荷台で催促している。
夙川河口で水鳥にエサをやるようになったのは、そばの西宮回○病院の院長が当時汚かった夙川河口の改修工事にあたり、小学生にエサ撒きをやってもらうように提言したのがはじまりだそうだ。水鳥の来るうつくしい河口を目指したらしい。
山での猿の餌付けと違って、越冬地として水鳥に落ち着いてもらうことに問題はないだろう。彼らは賢くて、エサをくれそうにない人には寄って来ない。民家に迷惑を掛けることもなさそうだし。ユリカモメにパンくず投げは楽しかった。どこかでパンの耳を手に入れてエサやりおばさんに変身しようかな。

カモはまだ少ない

翠橋の南 国道2号線のすぐ北
JR線路の南側 翠橋付近、下校の小学生たち



翠橋南


片鉾池横の東屋から 大井出橋から北を望む


<2008年11月21日>

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