夙川北山散歩
雪 景 色
起きたら一面銀世界。風が夜中じゅうビュービュー吹きすさんで、朝方からは雪が横なぐりの吹雪。すご〜い! 仕事でもないのに外に出たい。吹雪くのがおさまったらカメラを持って夙川へ。
まっさらの雪面にはじめて自分の足跡を・・・なんて吹雪のおさまるのを待っていたんじゃだめでした。犬の散歩の人、通勤通学の人、生活の道ですから。それでも一応雪景色。

阪急夙川駅の北側で制服コート姿の少女たちが、雪だるまを作って楽しそうに笑いさざめきあっていました。かわいいなぁ。高校生だろうなぁ。横を通りぬけて、そばのこおろぎ橋の上から遠景として楽しそうな様子を撮らせてもらおうと構えたら、みんなこっちを向いて、そのうちに手を振っているではないですか。うれしくなって戻ると、やっぱり、写真を撮って欲しいと丁寧なご依頼。中学生ですって。すっかりおねえさんに見えるけど、7人集まって雪だるまをつくって, 自分のマフラーを巻きつけて楽しむのは、中学生なんだろうなぁ。

写真をプリントして送ると言ったら、「いいおばさんでよかったぁ〜!」 いい子たちでしょう!・・・いいおばさんはルンルン♪(ちょっと古い?)・・・今日の散歩で一番気分が華やいでさわやかになった出会いとなりました。もちろん帰ったら早速人数分プリントしました。
お嬢さんたちの雪だるま 苦楽園口駅近くの雪だるま ご近所の雪だるま
雪の夙川を写そうとする人は、他にもいました。何故か女性ばかり。
松や木の葉に雪が積もっていなくて、赤い実が残っているトベラだけ、重たげに雪をのせていました。

こんな寒いときには、夙川の鳥たちはどうしているだろうと気になっていました。サギが7羽、アオサギ、コサギ、チュウサギはかたまって中流域にいて、コガモは少しだけJRの線路のあたり。河口に、やはりほんの少しのユリカモメとオナガガモ。みんなどこにいるんだろう。鳥は飛べるからどこだって行けるわけだけど。

川の中にいたユリカモメは、私が立ち止まるといっせいに飛び立ってまわりに集まりそうだったので、ごめんごめんと謝って移動しました。餌やりおばさんやおじさんを待っていたようです。コガモは飛び立ちませんが、私のいる方めがけて急いで泳いできます。やはりごめんごめん、退散です。

前日哲学の道を往復してもなんともなかったのに、雪道を歩くのは普段使わない筋肉を使うのか、腰、太もも、股関節が痛くて痛くて。年寄りの冷や水と言われそう。


<2005年12月22日>


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