鎌 倉 散 歩
初めての鎌倉

2011年10月28日(金) 快晴
孫の七五三のお祝いが翌朝で、前泊するだけではもったいないと、この日の午後は鎌倉観光をすることにしました。
中学の修学旅行で大仏を見た記憶があるだけの鎌倉。地形は海からすぐ山で、神戸のようだけど、鎌倉幕府が置かれた歴史ある街。紅葉には早くても、散歩に最適の暑からず寒からずの快晴になりました。新婚旅行以来、多分、初めてのつれあいとふたりづれの観光旅行。どうなりますか。

東 慶 寺

新横浜から2度乗り換え、北鎌倉について、荷物持ちがついて来てくれてはいるけれど、お寺は大体石段が長い。ウォーキングバッグを駅のロッカーに預け、先ずは駆け込み寺として有名な駅近くの東慶寺に行ってみることにしました。
門を入るとすぐやっぱり高い石段 石段を下りながら、向かいの円覚寺に行こうという人と
行く価値あるの?ここより高くまで上るよ?という人
本堂への門


かやぶき屋根の鐘楼
境内は大変手入れが行き届いています 紅葉にはあと1ヶ月以上かかりそう
有名文化人が多い墓地 奥は筆塚

駆け込み寺とか縁切り寺とか、その意味をまったく知らなかったつれあいに驚きました。法的に妻の側から離縁を言い出せなかった時代があったということも知らなかったようです。 多少は裁判所にかかわりを持っていた時期もあったのに。どれだけ興味も関心もないのか。
花の少ない時期だけれど、秋の山野草が庭のあちこちで花開いていて楽しませてくれました。

ツルリンドウ ホトトギス ノブドウ
シュウメイギク ムラサキシキブ


円 覚 寺

横須賀線を挟んで向かい側の山に屋根が見えた円覚寺に行きました。東慶寺から見ると随分高いところにあるように見えましたが、寺域が広いので緩やかに上ればよくて、立派な門や梵鐘は見どころがありました。 夏目漱石の作品『門』の舞台になった寺だそうです。禅・臨済宗、鎌倉五山第二位の格式。境内全域が国史跡に指定されているとか。
えんがくじと読みます 山門
門の中の建物は仏舎利塔(国宝)
おじいさんと孫らしい少年とふたりが歴史を語り合っていました


一番奥の黄梅院まで行って戻り、国宝だという洪鐘(おおがね)なる梵鐘を見たくて場所を探していると、掃除をしていたおじいさんが130段の階段があるよ、と心配してくれました。杖をついてよっこらしょっと歩いていたからでしょう。でも、荷物を持っていませんからね。楽々とは言いませんが上れました。
駅近くの喫茶店でちょっと休憩して、次はどこに行こうかと考えました。今回の旅の目的は翌日、孫の七五三。足が痛くなるほど歩くわけにいきません。他の寺は大分歩くことになりそうで諦めて、江ノ電に乗ることにしました。

江ノ島電鉄

江ノ電はブレーキがかかるたびに、ガガーグルグルと振動して、座っているとちょっとむずむずする電車でした。人家の軒先をこするようにして走るけれど、思っていたよりもスピードが出て、乗客も多く、通学の学生生徒が多い生活密着型です。

鎌倉と終点藤沢のちょうど真ん中辺り、鎌倉高校前駅です。すぐ前が海・・・江ノ電だぁ


川崎のホテルでは、ダブルベッド1つだけの部屋が用意されていてびっくり。ツイン部屋に変えてもらえましたが、喫煙部屋。廊下ではその階全体がタバコの臭いがしていたけれど、部屋は大丈夫。やれやれ。楽天トラベルとのやり取りで、どうやら私がミスをしたようです。確認メールを何度か受け取ったのに、ツインでないとは思いもせず、自分の読みたいようにしか読まない困った癖がまたまた出てしまったのでした。
私のペースで、私の望むように歩いた今日の鎌倉観光。疲れはなく気分よく過ごせました。相棒は、大分お疲れのようでした。申し訳ない。