変形性股関節症手術後  

同窓会の翌日

足ともさんと会食

2010年3月31日(水) 曇り 後 晴れ 
石部基実先生の手術を受けようと関連サイトを検索していてのんびぃに行き着いたと、昨年1月にメールを下さった姫路の方が、今年4月はじめに手術のために入院と決まり、昨日と違うホテルで昼食をともにして、またまたおしゃべり。
この方とは、私の退院後6週頃に1度神戸でお会いしているし、メールのやり取りはその後続いていて、1年ぶりの再会でも、食べるほうもしゃべるほうも口は元気でとどまること知らず。
中島公園の横にあるホテルの1階で、デザートビュッフェ開催中で、ケーキバイキングというけど、シチューやパスタなどもあって、お昼の軽食にちょうどいい。

待ち合わせたのは、ホテルノボテルのロビーで10:30。地下鉄南北線の中島公園駅から徒歩3分と書いてあったけど、駅から出てみると目の前がホテル。時間はまだ10:07で早すぎるから、中島公園の中を散歩した。歩道にも雪が残っていて、こういうこともあろうかと持ってきていた山用の杖をついてゆっくり歩いた。 林は冬枯れの木々が立ち並んで、散歩というより用があって多分近道?をしている人たちが急ぎ足に歩くばかり。10分ほどでホテル横入り口から入ってロビーで待った。ちらほらチェックアウトの人が通りかかるだけで、静かな広いロビーにひとり。約束の10:30になっても彼女は現れない。
ホテルの近くに住む息子さんのマンションからと聞いていたので、おかしいなと思いながら、お迎えのつもりで表玄関から外に出て、そこでやっと気がついた。もしかしてここじゃないのでは? 見まわしてみてもどのビルが待ち合わせのホテルか分からない。通りがかりの人に聞いて、なるほど駅から3分だと分かった。ここは駅から1分もない。

餌をもらえると思うのか、公園に入るなり近づいてくるハトの群れとカラス


またまたやっちゃった。思い込み。思い違い。慌ててケータイをかけてみたが出られない。とにかく急いだよぉ。気持ちはあせれど雪と雪解けでびしょびしょの歩道で、多分5分はかかった。
こんな調子だったけど、ロビーとカフェでほぼ4時間。彼女が言うには、自分は聞き役が得意。お話得意な人とはちょうどいいとか。えぇー、私ひとりでしゃべったかしら〜〜。ま、楽しいひと時を過ごしました。


ちょこっと札幌観光

おしゃべりを終えて外に出たら、もう3時を過ぎている。これから山の麓の動物園まで行っても、あまりゆっくりできない。双子のホッキョクグマちゃんたちはもうおびひろ動物園に行っちゃってるし、気持ちを市内観光に切り替えた。
日が照ってきて歩道の雪はほとんど融けている。大通公園を歩くことにした。雪が大量に残っている。多分、雪祭りの雪像の残りじゃないか。今は形もないが、どんどん融けて形が崩れていく間は、ただの雪像といってもちょっと胸の痛む光景だったんだろうな。

2ブロックほど西に向かって歩いて、信号待ちであちこち眺めたら、北側の突き当たりに赤レンガの建物が見える。50年くらい昔、現役だった?頃の道庁に行ったことがあったのを思い出し、 勇んで歩いていったら、意外に小さい建物。門に「北海道議会」とあった。赤レンガの建物っていくつもあったのか。ふーんと勝手に解釈して、中に入らなかった。この建物がやっぱり旧道庁だったらしい。 門のところに立っていた警備員さんに確かめたらよかった。中に入れて、立派な庭のあちこちから見られたかも。

さて、大通公園からは大分離れてしまったし、近くに何かないか。通りすがりの女性二人連れに、「有名な時計台はここから近いですか。」と聞いてみた。 親切に教えてくれて、足はまだ元気だししばらく歩いた。聞き方が悪くて、大通りの次の信号を右にと聞いたのに、一つ目信号が大通りだと思い、だって、札幌の通りはどれも広いんだもん・・・ その次の信号を曲がったがなかなか時計台は出てこない。きょろきょろしながら歩いていたら、もう1ブロック東側の角に小さい小さいと思い込んでいたほどには小さくない懐かしの時計台が目に入った。
近づいてみると、中が展示場になっていて、入れるらしい。200円払って入った。人気なのかパンフレットはすっかりなくなっていた。

12年前に修理して開館したらしい。札幌農学校の演武場として建設された後の建物の歴史だけじゃなく、豊富な写真パネルを使って、農学校で学んだ人たちや外国人の先生たちのことも詳しく説明してある。興味のある方は、公式ホームページをどうぞ。
明治の頃の洋館だから、当時の普通の民家と比べればとても立派な建物だったのだろうけど、板1枚の壁、薄いガラス1枚の窓。どんなに寒かったかと思う。今の北海道の建物は、ビルも民家も暖房が行き届いて、本州から行った人間には暑すぎるくらいだけど。

裏から出ると、札幌駅のタワーが見える。ちょっと疲れていたが、すぐそこに見えて裏通りを歩いた。近く見えたが、案外遠い。駅について地下にもぐり、朝、キャリーバッグを預けたロッカーを探してちょっとうろついて、 足は大丈夫だけど、疲れてしまった。

JRの快速エアポートでもぐっすり眠り、空港で家族にお土産を買い込んでキャリーバッグに詰め込み、自分のお腹にもすし店で2色丼を詰め込んで、飛行機でもぐっすり。 気流が悪くよく揺れていたが、酔い止め薬なしでも酔うことなく、元気に帰宅。充実の足ともさんに会う札幌の旅を終えた。