変形性股関節症手術入院日記

入 院 日

2009年2月17日(火) 雪 
10:00入院にあわせて、8:30頃ホテルを出て地下鉄南北線に乗る。もうすぐ真駒内駅というときになって、ホテルに忘れ物をしたと思い込んで、あわてて逆向き電車に乗り換え、迎えの車に間に合わないからと札幌駅から病院に電話。タクシーで行くことを伝えた。それからもう1度リュックの中を改めると、ちゃんと入っているではないか。あー、やっちゃった。もっとよく見てから引き返すべきだった。
真駒内駅前からタクシーに乗るまで、ほんの数メートルだけど雪の歩道を歩かなければならない。改札を出てから、柱の影で靴裏にスパイクピンをとりつけた。4週間前の貯血のときよりはサラサラパウダースノーで歩きやすく、アイスピックの杖とスパイクつきの靴はとても安心。 15分遅れで病院に到着。入院の手続きをして病室のある2階へ。 いよいよ入院。ちょっと緊張する。
ベッドが決まって1番の仕事は、ふくらはぎの太さを計測してもらって、血栓予防靴下を病院を出たところの薬局へ買いに。
一昨日送った荷物がちょうど届いて、バタバタと横の戸棚に詰め込んでほっとするまもなく、いろいろな説明がそれぞれの担当の方からされる。 麻酔科医の診察と手術前の麻酔の説明や姿勢の練習。術前のスケジュールと手術までの流れの説明。術後のために脱臼予防の枕を挟んで横を向く姿勢の練習。血液検査。リハビリの先生による説明。手術前は清潔にと洗髪と入浴。先週金曜日に手術のすんだ先輩さんと一緒に入って18日手術の私とTさんがシャワー浴のやり方を習う。シャワーチェアーに座って自然に両膝をそろえたところで、ダメだしが出る。肩幅に開くこと。この先ずっと、大和なでしこの気分は忘れること。パンツやズボンを穿くときにもマジックハンドを使って膝あたりまで通してから引っ張り揚げる。いずれも脱臼予防のため。手術に向けて緊張が増す。
きっと不安な顔をしていたのだろう。今日手術をしたばかりというお向かいのベッドの人が、大丈夫、すぐに終わって元気になるよと声を掛けてくださった。夕食のときには、昨日手術だった人が揃って食堂まで歩行器や杖でやってきて、みんなと一緒に食事。
ほんとにすごい。聞いてはいたけどびっくり。

昨日の穏やかな天気が信じられない大雪。時々地吹雪。1日中、新千歳空港の飛行機離発着がなかったらしい。貯血の人が乗れなかったとか、手術に合わせて来るはずだったご家族も駄目だったとか、食堂では天気の話題。やっぱり2月の札幌。天候次第なんだ。写真は食堂から見える病院の一部。

明日の手術の予定が知らされた。私は3番目。午後1:00から。よって、今夜固形物は9:00まで。水分は翌朝11時まで。
9:00消灯で、病棟はシーンと静かになったが、いつもなら宵の口。ぐっすり眠れるはずもなく、一晩中うとうととうたた寝状態だった。