札 幌 紅 葉 散 歩
2011年10月19日(水) 晴れ    <札幌2日目>
中 島 公 園 ・ 朝
北海道は関西よりかなり夕暮れが早く、昨日、4時頃から歩き始めた中島公園内はもう薄暗く感じました。朝早くにも散歩しようと気持ちは張り切っていたのですが、前日歩きすぎて足が突っ張っています。普通に朝食を7時半にとり、9時頃ホテルをチェックアウトして、ウォーキングバッグをゴロゴロ引っ張って、少しだけまわりました。
まともに朝日を浴びてすごい逆光
おまけに窓ガラスが汚れていますが、いい景色です
後ろ向きオシドリ 菖蒲池

朝の明るい光の下で見たらどんなにきれいかと期待した林や紅葉、池は、前日ほどの感動はありません。 何でしょうね。夕暮れ好きだから薄暗いなかで見た景色がすてきだったのでしょうか。池のまわりだけ少し歩いてホテル玄関前まで戻り、タクシーに乗って円山動物園に行きました。


円 山 動 物 園

足が痛くなければ動物園の前に広がる円山公園を歩いたり、公園内の北海道神宮にも行ってみたいと思っていたのですが、全部諦めて、まっすぐ動物園内に入りました。

門を入ったところ しばらく木々の間を歩く
コケでできた熊親子とキリン?のフィギュア


ホ ッ キ ョ ク グ マ

昨年12月に生まれたホッキョクグマの子どもは1頭でした。メスの「アイラ」です。お母さんは2年前に「イコロ」と「キロル」を産んだ「ララ」で、ララはとても子育て上手。今までにも、「ツヨシ」と「ピリカ」を産んで育てています。 お父さんは「デナリ」。ララばかり褒められるけれど、ララと仲良くできて何頭ものお父さんになるデナリも偉いのだと動物園の説明板には書いてあります。
イコロとキロルは2度見に来ました。そのときの記事は
こちらこちら

アイラをしきりになめる母熊ララ ときどきまわりを見回します
前足が太く強そうですねぇ
お母さんララも寝ちゃいました
もう赤ちゃんじゃないし、1頭だし、静かに寝てばかり
ララは楽でしょうね
お父さん熊、デナリです
ホッキョクグマの父はいっしょに暮らしません
隣の部屋の窓際で餌を食べていました
デナリのお相手として、今年3月に豊橋からやってきた
ドイツ生まれメスのキャンディ
今年交尾はなく、来年に期待と説明板に


マ サ イ キ リ ン

円山動物園には偉大なマサイキリンの母がいたようで、説明板は2008年11月に亡くなったその「タカヨ」のことが写真入で掲げてあります。一生に13頭の子どもを生み7頭を育てたビッグママだったのだとか。 運動場をぐるっとまわってみれば他の説明板があったかもしれませんが、ホームページもほとんど「タカヨ」のことで、今年6月生まれの子どもの名前が分かりません。
お母さんはナナコ、この子が初めての子どもだそうです 子どもは好奇心旺盛ですね
ここの柵に止まっていたカラスに鼻先を近づけたところで
逃げられて、下にいるカラスを見ています


シ ン リ ン オ オ カ ミ

今年5月生まれの子ども2頭がおとなしく座っていました。父と母は広い飼育場を端から端まで歩き回っていて忙しそうです。場所を広げるのか隣で工事中でした。狼は父もいっしょの群れで暮らすのですね。父がリーダーではっきりした序列があるのでしょう。
ユーキとショウ
どちらがどうか分かりません




他 の 動 物 た ち
アメリカクロクマ、テディベアのモデルとなったと言われる
北米にいる3種の熊のうち1番小型で、温和な性質
カバは元気で長生き、獣医要らずだそうです
シシオザル
なるほど尻尾がライオンに似ています
エランド
アフリカにいるウシの仲間だそうです
コンドル
時々翼を広げています
オジロワシ
エゾフクロウ

幌見峠からの景色

途中で足が前に進まなくなったりして、何度もベンチに座って休憩しました。動物園はあちこちにベンチがあって、目の前の動物が見られて、疲れたことをそれほど苦にせずに済みます。時間のある限りゆっくりマイペースで楽しめます。 北大の銀杏並木も見てみたかったけれど、なんぼなんでもそれは無理。近くに市内を見下ろせる峠があると聞いて、帰りのタクシーにまわってもらいました。冬眠前の熊が気になりますが、車だから安心。遭遇しませんでしたよ。

前の山が円山、街側に公園と動物園があります
山は黄色い葉が多く、空気が乾いて澄んで気持ちのいい場所でした


後は帰るだけ
あちこち見て歩く予定で夕方遅めの飛行機を取っていましたが、電車で空港へ直行。食事をしたり、展望を楽しんだり、ベンチで寝たり、ゆっくりして、少し遅れたANA機で神戸に9時頃帰りました。 何しに行ったんだか。疲れてしまったけれど、気持ちは大満足。しばらくおとなしくして足の疲れを休めます。