07年秋 京都 紅葉
2007年11月30日(金)  晴れ
真 如 堂
鴨川沿いの車窓からもゆったりした京都の秋の景色を楽しみながら、前回の永観堂の近く、東山山麓の真如堂へ行きました。境内に入るのは自由というので、それほど期待していなかったのですが、すごい!時期もよかったのでしょう。だけど、見てください。この圧倒的なあでやかさ。
かなり広い境内に、何本くらいの楓の樹があるのか。それも相当年数の経った樹ばかり。さっき見てきたばかりのいかにも京都の寺の庭園という感じとまるで違う。寺だから本堂や塔などがもちろんちゃんとあるのだけど、境内には無造作に楓や銀杏や、杉か檜かちゃんと見なかったけど針葉樹が植わって、枝を差し交わしている。
何、これ、きゃぁ〜、たすけて〜と心の中で大騒ぎしているうちに、何ともいえない幸福感でいっぱいになりました。自然の摂理に従って冬の到来に備えているだけというならその通りだけど、花の香りや姿が次世代を残すための戦略だと知っても、感動がゆるがないように、この美しさにただただ感動。

広い境内にポツポツと植わっている大きな樹
池も石もなく回廊式でもない、公園のような境内の奥の方

子院塔頭が入り口あたりに並んでいて、そのひとつが去来の寺ということでした。名前しか知らない俳人の寺。ちょっとだけ門の中まで入らせてもらいました。大きなかりんの実をいっぱいつけた木が印象的でした。
去来の寺への道 去来の寺
去来についての説明板
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去来の寺のかりんの木

本堂からまっすぐ門の方へ帰る
門を背にして振り返ると
左は本堂へまっすぐの道、右は去来の寺への道
真ん中斜めの道はコーヒーショップのある道
このページ最初の方の写真はほとんどこの斜めの道

今日も初めてのところばかり。最初、静かな小さい谷間の寺の大きな楓のまっかな紅葉。歴史のある有名な寺ふたつ。最後に、境内は無料で自由にどうぞというみごとな紅葉の木々の寺。すばらしかった。今年中は猫の死を悲しんで閉じこもったままでいるかもと思っていたが、夙川の紅葉とカモを見て、外に出て歩く決心がついての京都紅葉狩り。行けてよかった。楽しめてよかった。
今週もう1回くらいどこかへ行ってみたいが、天候と体調とまだ必要な気力と、揃ったら京都紅葉狩り第3弾、決行したい。
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