京 都 紅 葉 散 歩
2011年11月29日(火) 曇り のち 薄日差す

 嵐 山 

先週の疲れが残っていないわけではないけれど、のんびりしていたら紅葉の見ごろが終わってしまいます。天気はずっとすっきりしない予報だし、この秋、他は諦めても行きたいところは嵐山。
個人で近場の散策程度なら、ゆっくり出かけるのが常です。でも、それでいつももっと光を・・・と叫びたくなるのが嵐山なのです。京都市の南西部にあり、お昼になるともう逆光。人間の目はうまくできていて、見たいように見えて、薄暗くても色合い鮮やかな紅葉だと感じられなくないのですが、写真は正直です。写るようにしか写さない。多少編集してもうそ臭い。 がんばって早起きして、2度の乗り換えもスムーズにいって、現地に9時に着きました。
駅を降りてしばらく歩いたらこの景色
やっぱりねぇ、薄日が差して錦絵のような山



大堰川にかかる渡月橋と、左、嵐山、右、小倉山




野宮神社の鳥居は珍しい黒木鳥居で樹皮をつけたまま立っている
誰かがいたずらで取ったのか、自然に落ちたのか、一部はがれている



大 河 内 山 荘 

すばらしい紅葉最高潮のときに行き合わせました。うれしいぃ!山形からツアーでやってきたという団体さんが、景色が変わるたびに歓声を上げていました。記念撮影に母娘さんらしい人たちが互いに撮り合っているので、おふたりご一緒にいかがと声をかけてシャッターを押してあげたり、こちらまでうれしくなりました。
写真を並べます。本物の景色は大感動ですが、腕もカメラもよくなくて、想像力で補ってください。

門から坂道を上って庭園の入り口は森を抜けて、の雰囲気 すぐ右にお茶席がある、屋内もあるが、今日はみなさん
外がよろしいようで
大乗閣横
大乗閣の前に広がる市街と比叡山


保津峡を挟んで対岸中腹に大悲閣が見えます
大堰川の開削工事を行った角倉了以が工事の死者を
弔うために建てたとか
保津峡を挟んで嵐山が見事な借景になっています


滴水庵に腰掛けて前の庭を眺められます
休憩できて庇で日差しをさえぎられていい感じ
月亭でも休憩、北東向きで、ここからも京都市街の向こうに比叡山が望めます


回遊式になっている広い庭園を2度めぐりました。一方通行なので逆に歩くことはできませんが、2度目は団体さんがいなくなって静かな散策を楽しめました。



嵐山公園亀山地区 

大河内山荘で大満足。もう他の紅葉を見なくていいわと帰ることにしました。往きと違う道、嵐山公園亀山地区の中を通って下りました。この公園は、以前、保津峡を眼下に見下ろせる展望台まで上って、帰り道、曲がりくねった道を川の方へ川の方へと下りたら、思っていたよりとても遠くて足が痛くなり、泣きそうになりながら駅にたどり着いたことがありました。今日も十分歩いて痛くなっています。展望台は諦めてまっすぐ下ります。
すばらしい景色を見ながら帰途につけるしあわせ、今日来てよかったぁ