嵐山・嵯峨野、紅葉
2006年12月 1日(金)  晴れ
   <つづき>

杖をついてだとどれだけでも歩けそうで、大河内山荘からもう少し奥まで足を伸ばしてみました。
昔から変わりない嵯峨野の散策路のようだけど、まわりの風景にあったあまりけばけばしくない食事処やお茶とお菓子の休憩所、みやげ物店などが増えた気がします。。
さすがにこのごろは賑やかな音楽をがんがんかけて客引きをするような観光地はなくなったようで、どこでも落ちついて散策を楽しめます。

常 寂 光 寺
仁王門 仁王門から登る石段の途中から見る

本堂前
今が盛りと老木美麗
池の水面がびっしり落ち紅葉 銀杏は全部落葉
真っ赤が目に鮮やか、みなさんカメラを向ける 錦絵とはこんな風か
戦争で亡くなった男性だけが犠牲者ではないと、願ったわけではない独身の生涯を生きた女性のための碑
嵯峨野はどこも‘アンノン族’の時代に、それまでのひなびた風情から華美な庭園を持つようになったと思う


直径5〜6センチの実、柿じゃないし何だろうと
通りかかる人みな首をかしげる


落 柿 舎
落柿舎遠望 何度か入ったことがあるので今日は入らない
門の上の柿を入れて撮らなくちゃ意味がないと
熱心なおばさん族、そうかぁ・・・

いつもは必ず最奥まで行く嵯峨野だけれど、ここから念仏寺までは大分距離があるので、余力を残して帰るべく、同じ道をそのまま引き返しました。
こんな狭いところにタクシー入ってくるなよというおじさんがいたけれど、足の悪い人も来たいだろうし、もともとここは地元の人の生活道路だし、譲り合って楽しみましょうよ。

山頂展望台

大河内山荘まで戻ると、今まで通ったことのない道に気がつきました。
天龍寺のほうへ戻らず、天龍寺の裏山あたりかと思うところをどんどん進むと、山頂展望台と標識が出ています。

へぇ、いつの間にそんなものできていたのだと、股関節もまだ大丈夫といってくれるし、喜んでゆるい坂道を登りました。10分くらい歩いたところに絶景展望台がありました。

紅葉の嵐山と小倉山の間を保津川(桂川上流)が流れ、屋形船が通り、岸辺をトロッコ列車が走るのを眼下に見晴らせます。
まだ3時だけれど、もう日は山の陰に沈んで、暗くなってきたし、もう少しここにいたくても、初めての道ではどんな回り道が待っているかも知れない。渡月橋目指して下りました。

下りは思っていたより大分長く、船着場にやっと下りてきてからも、渡月橋、嵐山駅まではまだなかなかで、杖をついたから予定よりずいぶん歩けたけれど、ついには股関節がしくしくなき始め、余力を残すことの大切さを感じました。