赤目四十八滝・初夏
2004年6月28日(月) 曇り時々晴れ

   ≪コース案内図は入場券裏面≫
何度か訪れている赤目四十八滝。季節は今ころの初夏か、紅葉の美しい秋。
初めてのときも、やはり梅雨の晴れ間だった。左右の断崖絶壁が今にも崩れそうな横につけられた遊歩道を、こわごわ歩き、トンボや蝶や魚の姿に喜んだ。一番嬉しかったのは、小鳥を間近に見られたこと。
オオルリ、コマドリ、他にも見かけたけれど、特徴を覚えていられなくて、名前は分からないまま。




今日は滝も楽しみだけれど、何に出会えるか、楽しみ。
最初の滝、行者滝 霊蛇滝

不動滝 乙女滝
最近の日帰りバス旅行は、現地一ヶ所だけに限定して、ハイキング、お弁当、温泉入浴、全部で何時間と指定する企画が増えて、とてもありがたい。どんどん歩いて後でゆっくり温泉に入る人、ゆっくり歩いて行けるところまで行ったらまたゆっくり引き返す人。
滝は下から見上げるのがいい景色なので、私は往きに十分時間をとってゆっくり眺め、写真を撮り、昨日まで降り続いた雨で水量の多い流れを楽しんだ。
大日滝? 低くても形がいい、これも滝? 遠目に三段滝 緑の中を歩く

千手滝 布曳滝



羽根の赤いしっぽの青いきれいなトンボ、
ミヤマカワトンボか、オオカワトンボか、また会えてうれしい
そばの人たちがイワナだろうと言っている・・・おいしそう

上の遊歩道の足が見える ゆるい遊歩道のぼり 急な石段 赤い岩、赤目の元の意味?

竜ヶ壺 縋藤(すがりふじ)滝




マムシ注意の立て看板からしばらく歩いたところへ、目の前を蛇がにゅるにゅると横切った。思わず、ひゃーと声が出る。
(右写真・岩の陰でじっとしている)
頭の形は三角じゃない。色も薄い茶色。体長は1メートルくらい。マムシじゃないと分かっても、しばらくは心臓がドキドキ。やはり水辺の草むらは注意しなければ。
陰陽滝 姉妹滝?

いつ崩れる?上の岩 どう注意すれば? 七色岩(岩の上に自生した木々が季節で色を変える 七色岩(裏から見る)
あまりのんびりし過ぎて、真ん中あたりの百畳岩の茶店で、みなさんがお弁当を食べておられる横を通り過ぎる頃には、すでに最後の滝まで行って引き返す目安の90分経ってしまっていた。温泉入湯を諦めれば、まだまだ時間はたっぷり。相変わらずゆっくりペースで前へ進む。


横滝〔または、笄(こうがい)滝〕 雨降滝

この三つのうちのどれかが骸骨滝らしい 斜滝

荷担(にない)滝 夫婦滝
姿は見えないが、きれいな声量のある小鳥の鳴き声が聞こえる。片耳しか聞こえないし、これだけ木の葉が繁っていてはとても見つけるのは難しい。鳴き声を聞いただけで何の鳥か分かれば、もっと楽しいだろうな。
雛壇滝 琴滝

琵琶滝 岩窟滝
最後の滝、岩窟滝まで来た時はうれしかった。カジカの鳴き声が涼しい。初めて来た時には、ここまでは滝と小鳥と蝶、トンボ、魚を眺めながら、あっという間に着いて、このあと杉林の中を通って山ひとつ越えて歩いたのが、別にどうってことなかったのに、10年前のことではあるけれど、それにしても足の弱ったこと。

帰りは苦手な下り道。ここまでは、気持ちのいい景色のいいところを歩くのが楽しくて、全然疲れたとは思っていなかったけれど、下り始めて驚いた。足がもつれて上がらない。わぁっ、このくらいでも疲れてるんだぁ。最近歩くのサボってたからだ。あせらずあわてず急いで・・・気持ちを引き締め、もう写真は撮らないぞと決めて、カメラをリュックにしまう。背中は汗びっしょり。15分でも余裕があれば温泉で汗を流したい。
結局、途中で座って休憩することもなく、お弁当も食べず、バス出発の1時間前には温泉のところへ帰りついた。やれやれ、温泉でさっぱり。ビールとお弁当でお腹もいっぱい。バスではぐっすり寝て、せっかく1番前の景色のいいところに席をもらえたのに、もったいないことをしてしまった。


反省:
  1. 日頃サボっているのがそのまま結果に出てしまった。暑いの寒いの雨だのと、言い訳ばかり言ったって、誰の得にもなりはしない。困るのは自分。また歩くことを再開だ。
  2. 適当な時に少しでも食べておかないと、疲れが早く出る。