大津、山の辺散歩
石 山 寺

白鳥を男性が踊るというイギリスのバレー団による人気の“白鳥の湖”が琵琶湖ホールで公演があるからと、妹が半年前からチケットをゲットして招待してくれ、ふたりでその後、石山寺下の石山温泉の旅館に泊まりました。古いけれど、瀬田川を前にして落ち着いたいい旅館でした。
近くに大学や中高校、会社等のボート部の拠点があって
雨の中でもいろんなボートに乗って練習するそうです
宿の年配女性が、エイトなんて軽く言うのはさすが
ひとりで片膝立てて漕いでいるボートも行きました
普段見ることがないから、四人乗り、二人乗り、
飽きずに宿の窓から見ていました

夜明け前の瀬田川
旅館の前に何十本もの電線が走っていて
せっかくの景色の邪魔をしているのが惜しい
石山寺から眺めた瀬田川、左に瀬田の唐橋
その向こうが琵琶湖

石山寺境内に奇怪な岩がありました。ここは地表に現れている一番分かりやすい場所のようですが
石山寺はそもそもこの岩の上に建っていて、それが名前の由来のようです
上の説明板をクリックすると
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境内の満開の梅

アセビ ヤブツバキ シダレハクバイ

<2005年3月>



日 吉 大 社

秋は紅葉よと、いつものように誘ってもらって、初めて大津、坂本の日吉大社に行きました。紅葉は1週間前に最盛期だったそうで、ほとんど散っていました。中の茶店でおいしそうな柿をしこたま買い込んだとき、店のおばちゃんが教えてくれました。枝つきは家へおみやげ。バラはその場でパクパク食べました。外で友と無駄口たたきながら食べる柿のおいしいこと!ひとり旅も気楽でいいけど、こういう気楽さ楽しさはひとりでは味わえません。神社は立派な建物がいっぱいあって、縁起も渡されたパンフレットで読みましたが、覚えていません。覚えているのは散った紅葉とおいしかった柿の味。
神社の前の参道は広く、昔からの「穴太衆積み」の石垣が並んで、友人はこの石積みに大変興味があるようでした。私も嫌いじゃないから、熱心に見て歩くのにお付き合いしました。 きちんと削っていない大小の自然石をただ積んだだけに見えるゆるゆるの石垣が何百年ももっているのは驚きです。
門前から見ると、目の前の山の上に小さなお寺のようなものが見えました。“山寺”みたいとたちまち合意は成立。その山へ登りました。山も紅葉はほぼ終わっていましたが、誰も掃かないから石段に残った散紅葉がきれい。下から見えていた建物はお祭りで使うお神輿を保管しておく舞台造りのような立派な倉でした。高所から見る琵琶湖と町はいい景色。上ってきてよかった。
大津で思い出したので、京散歩に入れていたのをここに移しました。10年も前のことですが・・・。

<1995年12月>


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