8日目 3月16日(日) くもり
イグアス発6:30。空港での朝焼けもきれいでしたが、飛行機の窓から見える地平線の朝焼けと大河ラプラタの蛇行する姿も面白い。サンパウロ着8:00。今回もサンパウロは乗換えだけ。ペルーの首都リマ着12:35。サンパウロ〜リマ間の飛行時間は約5時間ですが、アルゼンチンとペルーの時差が2時間だからこうなります。
朝イチといっても、モーニングコールが3時半とはすごい!万事がスローモーの私はそれより30分前に目覚ましを合わせます。ホテル出発が5:00。前夜荷物詰めに3時間もかかってしまいました。早々とおみやげを大量に買ってしまい、スーツケースに入りきらないのです。
大量のカイロを処分したいのですが、寒いのは旅の最後のほう。必要かもしれないし捨てられません。ゴムぞうりは捨てました。飛行機でもらったスリッパも。1日1袋の計算で持ってきたおかきと、万一風邪かアレルギーで鼻水たらたら状態になったら、とこれまた大量に持ってきたティッシュペーパーもついでに、元若ノ花関にそっくりの日系3世ガイド、鍋山氏にもらっていただきました。なんだか余り物ばかりで申し訳ないみたい。
それでも荷物はスーツケースに入りきらずに、みっともなくも一部を布袋に詰めて手に提げ、ロスで買ったかっこいいキプリンのリュックをいつものように泥棒よけに前に掛け、なんて格好!睡眠時間2時間半。もっとも食事前に1時間ほど寝てしまったから、計3時間半。移動の乗り物で眠るのは大得意だから大丈夫。心配ありません。

ペルー最初の訪問地リマではまず、民芸調の飾り付けが楽しいレストランで昼食。メニューは忘れましたが、さすがジャガイモの原産地。フライドポテト、煮たポテト、おいもは全部おいしい。
入ってすぐの狭いみやげものコーナーに飾ってある赤いアルパカセーターがかわいい。まさか私が着るわけにもいかないと思っていたら、Niさん奥さん、早速値段の交渉。$55で握手。まだまだ下げられたのかもしれませんが。

今夜からリマに3泊。ホテルの屈強なドアボーイは、単にホテルの顔として突っ立っているのではありません。Niさんご夫妻が、夜ちょっと外に出ようとすると、制止されたそうです。治安の悪いのは知っていても、すぐ前が裁判所で、広くてきれいな公園があって、煌々と灯りもついているのに。だけど夕方からは絶対にうろついてはいけないそうです。
私の部屋は裏通りに面していますが、夕日が街の向こうに沈む景色は、リマならではのもの。
面白いというか、えぇー、そんなこといいの?というのが、タクシー。南米はどこでも、乗る前に料金の交渉をしてから乗るのが常識とは知っていましたが、ここリマでは、普通の乗用車があるとき突然タクシーに早変わりということが日常的なのだそうです。 日本の白タクみたいにこそこそ隠れてというのじゃなくて、その辺の道端で売られている「タクシー」というステッカーを、フロントガラスに貼れば立派にタクシーで通るそうです。ところ変われば・・・とはいいますが・・・法的には?乗客は平気なのでしょうか。
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