信 州 高 原 歩 き
富士見台高原・夏
大きな山容、恵那山が目の前にどーんと座っています
“ササユリをみながらトレッキング、頂上からは360度の大展望” に惹かれてやってきました。富士見台高原は、恵那山を前にした標高1739メートルの広大な高原で、ロープウェイとリフトがあるし、20分歩けば頂上というところまで車で行くこともできる山のリゾート地として開発されているようです。
私たちは、ロープウェイで途中の展望台まで上った後歩きました。まったく日陰のない車道が長くて、真夏の快晴の青空が恨めしい。恵那山を左に眺め、登山口を横目に見ながら、暑くて暑くて、標高1000メートルくらいを歩いてるんじゃないの?全然涼しくないよ。歩くのが好きなんて言ったのは誰だっけ・・・ぶつぶつ言って歩きました。道端で見た花、少しです。
スギノハゴケ トリアシショウマ ノリウツギ

ヨツバヒヨドリ オオイタドリ

360度のパノラマを見ながら、暑い太陽の下お弁当を食べて、下ります。ここが高原(山)の頂上
真下を恵那山トンネルが通っているそうです
ツアータイトルのはずの『ササユリ』は、広い高原を覆うチシマザサの中に目を凝らさないと見えなくて、咲いていたのはたった5輪。
写真の1輪以外は傷んでいて、時期が悪かった? 盗掘が進んだ? ほんとうにがっかり。
さっきまでいた高原の上にむくむくと積乱雲がわきあがって、あっという間に大きくなりました。添乗員さんはもともとのご専門が電気だったそうで、あれは雷を作る雲。雷は避けようがない。怖い、とおっしゃいます。
こんな山では本当に逃げようがない。それなら早く下りましょう。雲が出てきて午後は少し暑さがまし。下りだから大して汗もかかないししんどくもない。どんどん下ります。下りにリフトを使いました。よほど急ぎたかった?

リフトを下りると、そばに階段状に高山植物を育てているところがありました。まだできたばかりなのでしょう。あまり花はありませんでした。
コマクサ コマクサ
レブンウスユキソウ ウスユキソウ ノコギリソウ

<2001年7月>