信 州 高 原 歩 き
乗 鞍 高 原 ・ 夏
あまり天気がよくないけれど、2時間半ほど高原を散策。上の写真は観察小屋から見る牛留池。晴れていれば、前の林の上に乗鞍岳が見えるそうだけど・・・鏡のような水面に映る白樺が美しい。
森林が開かれると一番に侵出するといわれるヤナギラン

<1997年7月>

千 畳 敷 カール ・ 夏

−−−<高原というのはちょっと無理だけど、この年(1997年)の夏、暑い夏は信州よ、とほとんど毎週避暑のつもりで歩きに行ったので、小歩きということで、次の白馬大雪渓といっしょにここに入れました。>−−−

翌年(1998年)夏は、ロープウェイの改修のため、千畳敷まで簡単ラクチンに行けないというので、ものすごい人数が乗り場に集まっていました。待ち時間2時間。遊園地並みです。
山頂駅に着いたら、目の前に屏風のような岩に囲まれたすり鉢のようなカールが広がっていました。こんな風景が日本にもあったのかぁ。大人気のわけだわ。こんなに簡単にこれるんだもの。 そのお花畑たるや、アニメで見たハイジのお花畑よりもすごい!
乗越浄土なる鞍部めざしてたった30分ほどの登りと聞いたけど、大混雑で1時間かかりました。我が地元の六甲銀座以上のまったく隙間のない行列です。私たちのツアーはこの鞍部までがほとんど。数人で中岳まで行きましたが、登ってきた人はほとんどが下りるわけで、登山道もロープウェイもどれだけ時間がかかるか分からない。集合時間が気になって、駒ケ岳までは行けませんでした。

黄色いシナノキンバイ、白いチングルマの大群落
青いチシマギキョウや黄色のなかにミヤマキンポウゲも
コバイケイソウは3年に1度大開花するそうで、
この年は少ない方だとか。天気がよければ、
ガスの向こうに南アルプス、富士山が見られるそうです

チシマギキョウ ミヤマキンポウゲ
中岳への途中に、コマクサを育てて小さい石で囲ったところが何ヶ所かありました。初めてコマクサを見ました。下から覗き込んで名前に納得。昔の人は可憐な全体の印象よりも、その‘うまづら’のほうが印象が強かったのね。
<1997年8月>

白 馬 大 雪 渓

白馬山下の有名な大雪渓を少しだけ歩くという変わったツアーがありました。縦走なんてとうてい無理と諦めて、遥か遠くから眺めたことがあるだけ。
喜んで出かけました。

猿倉の山荘から、本格的登山の人たちに混じって、ぞろぞろ歩き出しました。ごろごろ石の山の川だなぁという川に沿ってしばらく歩くと、前方のガスが晴れ白馬が見えて、つまらなさそうにしていた中学生らしい女の子が「結構きれいやん。」 多分、頑張って無理に(?)連れてきたお母さんが、うれしそうに 「ほんと、きれいねぇ。」 ほほえましい!家族の会話。
左へ行くと大雪渓
意外に汚いうろこ状の雪、アイゼンつけてちょっとだけ上へ オタカラコウ

<1997年8月>