天滝・樽見の大桜
2005年4月7日(木) 雨 後 くもり   ≪つづき≫

樽 見 の 大 桜

大桜は1輪も咲いていませんでした。今年はどこも桜の開花が1週間くらい遅れているようです。残念でしたが、少しでも山の中を歩けたし、沢山のスミレやアセビ、ミツマタなどが見られました。

樹齢千年と言われ、国の天然記念物に指定されている大桜。
なんということ!  建設現場でよく見かける足場用の鉄パイプを組んで幹も枝も支えられていました。 花が満開なら気にならないのかもしれませんが、今は痛々しくて、こんな姿になってまで花を咲かせなくてもいいよ、もう枯れてもいいんだよと声をかけそうになりました。

最盛期は元禄時代、出石藩主が遊覧したこともあると
記録が残っているそうです。この景色です。最盛期、
満開のときはそれはみごとだったでしょうね。
下のほうは石を掘り起こして、その石を積んで段々畑にし、
絹織物が盛んだったこの地方では、こんな山の中にまで
蚕の餌の桑を植えていたそうです。


例年は山道に入るところまでバスで行けるようでしたが、今年は立派な道路のあちこちが崩落して、進入禁止になっています。昨年何度もこの地方を襲った台風のつめあとじゃないでしょうか。
想定以上の台風被害だったのでしょう。この道路も観光道路というわけではないのでしょう。でも、山の中の立派な道路。自然からのしっぺ返しを受けているように見えました。
車道を2キロ歩いて登って、40分後にやっと山道の入り口に到達したら、私たちより大分後で出発したはずのグループが横の山の中から出てきました。下で車道脇に登リ口が見えたとき、ここを登りたいと言った人もいたけれど、若い添乗員さん、「会社の言うとおり車道を歩いてください。」でした。山道を登ってきたグループも同じ旅行社の違う地域の人たちだったので、みんなブーブー。下りは近道で山の中を歩きました。登りもこっちがよかったのにぃ〜。
やっと車道が終わり山道はじまる

畑の横の土手や車道の脇に、スミレがいっぱい      花も葉もそれぞれ違うように見えます
だけど、スミレの細かい見分け(同定というそうですが)はむずかしくて、違うことを楽しむだけ
これはどこでも見かける‘スミレ’に見えます
ヒノキの植林の横にアセビが沢山花盛りでした。見た目はアセビの山と言う感じ。それと、昔植えられたのでしょう。紙の原料にしたと言われるミツマタがかたまって植わっていました。4〜5本ある木が全部満開。
アセビ ミツマタ

葉に毛がいっぱい、ハコベ?
枕草子に出てきたが、清少納言は
名前を知らなかったらしい
同じだ?!  ミミナグサ だそうです
キケマン ムラサキサギゴケ? 

トキワハゼ?

ヒメオドリコソウ ツクシ セイヨウタンポポ


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