天滝・樽見の大桜
2005年4月7日(木) 雨 後 くもり

天 滝

天滝・・・天から落ちてくる・・・とは言いえて妙。すばらしい滝です。
真下から上を見上げて、ほんとに天から降ってきているようだと、名前が大げさでないことに感激です。


真下の展望所から少し上がって横から眺めるところがあります。天からの感じはなくなりますが、目の前の滝の迫力と降りかかるしずくに、すごいすごいと歓声が上ります。前日からその日の朝まで降った雨で水量多く、3〜4年前に来たときよりはるかに迫力がありました。
私のカメラと腕ではそんな風には写りませんが・・・


左は道中寄った市川のパーキングエリアからの景色です。
豊かな播但地方の田園風景。それほど高くない山の連なりにたなびく朝もや。穏やかな日本の原風景というところでしょう。心落ち着く風景です。


天滝への登山口の駐車場は小さくて、1キロ手前でバスから降りてしばらく車道を歩きます。トレッキングシューズでコンクリート舗装の道を歩くのはつらい。山道に入るとほっとします。
ところが3〜4年前に来たときと遊歩道が随分様変わりしていました。日本の滝百選に選ばれたら、けもの道が少し広がったくらいの山道ではいけないとされたのかな。歩きやすく広げられ、階段になって、鎖の柵まで作られていました。
最近整備されたばかりに見える遊歩道 100mごとに立っている道標

次々に滝が現れ、マイナスイオン何百万個吸ったかなとうれしくなります
久遠の滝 夫婦滝
鼓ケ滝、初めて見たときは、これが天滝かと思ったくらい立派な滝

谷筋でないところからも滝のような流れ
そんなところだけ緑色に岩が変色、なぜだろう?

もろく崩れやすそうな岩、ところどころで上のほうから崩れて、小石ならぬ小岩が落ちている。
目の前でコロコロ落ちてきた時には怖かった。
木々の根っこなどがかろうじて保っているバランスを崩してしまって、遊歩道を広げて歩きやすくするというのは、崖の崩壊崩落を進め、危ないのじゃないかと不安になりました。それとも、崩壊が進んだから整備しなおしたのか。がっかりしたのは、崖が削られ、林縁に育っていたはずの早春の草花が根こそぎなくなっていたこと。 天滝に近づいたトイレのあたりで、ミヤマカタバミの小群落を見ただけ。今の季節、可憐な花たちが姿を見せてくれただろうにと残念でした。
ミヤマカタバミ
ミヤマカタバミ スズシロソウ ルリソウ
ネコノメソウ アオキの実、唯一の赤

車道横の広場の縁で見た花
コハコベ? タネツケバナ?


樽見の大桜へ続く・・・