大 和 路 歩 き
多武峰・談山神社〜飛鳥へ

“とうのみね・だんざんじんじゃ”です。土地の名前はどこも難しいですが、‘たむのみね’から変化したのでしょうか。 がんばって早起きして、10時前に近鉄桜井駅前のバス停に着いたのにすでに長蛇の列。談山神社行き臨時バスも出ているというのに、驚きました。 一本道なので大渋滞。いつもは25分とか、でも1時間かかりました。
葉っぱの小さいカエデが境内いっぱい
観光客もカメラマンも多く、左端に三脚据えた人がいます
石段の向こうの紅葉がどんどん見えてきます
左端に同じく三脚の人

拝殿から見える山並みの向こうは明日香村

  現存する唯一の木造十三重塔
    建立当時のままではなく再建されたものとか


言葉は要りませんね、山と堂塔と紅葉、紅葉日本の秋



来るときのあの渋滞は帰りも同じだろうと思うと、バスの長い列に並ぶ気にはなれません。料金所で聞くと、近くの峠を越えて山の中を6キロ歩けば明日香村のほうに下りられるというので願ってもないこと。歩いて下りることにしました。
真新しい標識

1本道だと聞いているし、しばらく車道を歩いた後
標識に従って、何の不安もなく楽しい山歩きが始まります

途中には石仏 明日香村が見えてきました
談山神社を出るとき、もう午後2時過ぎていましたが、西向きに下りていくので山の中でも明るく、6キロの下りなら2時間かからないと踏んだのです。誰にも会いません。会っても却って怖いかもしれないけれど、地図も持たず、歩いたことがない山道をひとりで、しかも下り道というのに、膝痛股関節痛が杖なしなんて、ちょっと無謀だったかも。
危ないような場所はまったくありませんが、粘土質の下りは滑って怖い。ちょっとくじいただけでもひとりでは、泣きの涙だろうなと杖にできそうなものが何もないのを嘆きました。 明日香村が見えてきたときにはほっとしました。山から下りてしばらくして飛鳥寺に着きました。
談山神社から飛鳥方面に歩いて下りるハイキング道は、私が歩いた道じゃなく、石舞台の方に下りる方がメインのようでした。今度は石舞台から登ってみようかな。
山から下りてたどり着いたのは飛鳥寺
近くに飛鳥坐神社鳥居

太陽が沈む直前、飛鳥寺から、
さっき越えて来た山が西日を浴びて一層赤い
日本最古の仏像、飛鳥大仏
伽藍焼失後数百年も雨ざらしだったため
荒廃が目立つのだとか

<2002年11月>