大 和 路 歩 き

吉 野 山

この年のサクラは全国的にどこも早いのは知っていましたが、それにしても・・・。いつものようにゆっくり出かけて午後着いて、駅のほうへ戻ってくる人にどの辺がきれいか聞いてみると、「全部終わり。どこも咲いていない。」の返事。えぇーっ、うっそー。満開だろうとやってきたのに。
はるかに見える奥の千本・・・数本 中の千本・・・ちらほら
見上げるのは諦めて、下を見ながらとぼとぼと、少しでも草の花が見られて慰められたと思うことにして、お団子を食べて帰りました。全然歩いてないのに、疲れたぁー。
ムラサキケマン オドリコソウ、淡いピンク
カキドオシ オドリコソウ、白 オドリコソウ
下の方は砂をかぶってかわいそう
クサノオウ シャガ セリ

<2004年4月>
“吉野山の秋”はこちら<2004年11月>



友人に誘われて初めて吉野山へ行ったのは10年くらい前のことです。花見といえば宴会、よっぱらいの悪印象ばかりで、人ごみが苦手だし、それまで近寄ることもありませんでしたが、人が集まるところというのはちゃんと訳があるのですね。飲めや歌えの宴会をやっている人はなく、ほっこりゆったり日本の春を満喫できました。
<1994年4月>
翌年の春、万葉の道を歩こうというツアーに参加して、上の千本入り口あたりから宮滝まで歩きました。別にどうということもない山道歩きでしたが、万葉に詠われた古代の道ということで、万葉好きさんの参加が多いようでした。万葉はさっぱり分からない私は、吉野川支流の澄んだ水の色、道の終わりの公園奥にある蜻蛉の滝の深い緑色、一枚岩に穿たれた滝つぼの悠久のときを思わせるまるみに感動。 この滝は小さいけれどとてもいい滝でした。
<1995年4月>



葛 城 山
      
全山まっかっか、ツツジの頃      <1995年5月>



秋紅葉の頃、下から歩いたけど下からでは見えない
上まで来てやっと見えた紅葉濃淡


山頂のブナ黄葉 ススキが少し、向こうは金剛山
膝を痛めてからは、上りを歩いて下りはロープウェイになりました。小学生の集団に楽々追い抜かされます。毎週日曜に登っていると言うひとり歩きの女性に会いました。六甲山にもそういう人が多い。山歩きは気分は爽快、足腰鍛えられ、できるだけ長く続けたいですね。
<1994年5月、10月>



曽 爾 高 原

ススキで有名な曽爾(そに)高原。ススキの見ごろは花や紅葉でなくても、道は必ず渋滞。それでも3回目のこのときは、雨も降らず、ストーカーみたいに付きまとうおっさん、いえ、年配男性もいなくて、うすぐもりのいい天気。さわやかに吹き抜ける風に全山銀色に染まった高原。少しは歩けたし大満足の1日でした。
左の枯れ草原は池を中心にした湿原 ギンギツネ(そんなのいるのかな)の背中みたいでしょう
少し小高いところまで上って高原を一望します 池のそばからの眺め

<2002年11月>