雪景色の中ゆったり温泉

2日目 2005年1月18日(火)  晴れ
ひっそり冬の妻籠宿
宿を出てすぐの車窓からの風景
これからどんどん山を下ります。
大分下りたところで左後方にくっきり
八ヶ岳連峰が見えました。
高原野菜の畑が続くあたりは、一面の銀世界。快晴で日光が当たった雪原はきらきら光って、バスの中は悲鳴に似た感嘆の声。バスはそこでチェーンをはずして、 凍てついた山道とさよならです。
安価なツアーのお約束、おみやげやさんや工芸品製作所に何ヶ所か寄って、妻籠宿を散策しました。
何回か来て、いつ来ても都会の繁華街並みの混雑だけど
さすがに冬はひっそり、 店を閉じているところも多い。
妻籠宿本陣
馬籠の本陣と同族の島崎家が務めていたそうです。

馬用の水呑場? 丸太の水桶

窓の格子や桟に花を入れた籠が飾ってありました。この籠は背負子だし、昔はこんなことしなかったと思うけど、
観光客の印象をよくするためでしょう、でも確かに見た目がいい感じ

妻籠から馬籠まで約8キロ、昔風に言えば2里
宿場といっても、
ただ通り過ぎる宿場もあったということでしょうね
馬籠宿へ続く道
何年か前にこの妻籠から馬籠まで歩いたことがあります。「木曽路はすべて山の中・・・」もう、まったくそんな雰囲気ありません。歩くしかなかった昔の旅人の気持ちを少しは味わえた? いえ、それもないですね。場所は同じでも、横には今の住宅が建っているし、旅の心細さや不安が全然違うでしょう。

バスの運転手さん、時間ぴったりということにこだわりと自信を持っておられるようで、前日も、途中いろいろあっても、到着はぴったりでした。今日も三宮帰着、ぴったり 19時20分。
1万円ぽっちでこんなに楽しませてもらっていいの? と思う大変楽しい旅でした。お天気が一番の功労者でしょうけれど、覚悟していたあれこれの不平不満はまったくなくて、最高の雪見温泉の旅でした。



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