洛 北 紅 葉 散 歩
2008年12月 1日(月)  うす曇 後 晴れ

上 賀 茂 神 社

葵祭で有名な上賀茂神社にも下鴨神社にも行ったことがなかったので、紅葉見頃の記事を見つけて紅葉狩り3度目の行き先に決めた。
先ずは上賀茂神社から。正式名称を「賀茂別雷神社(かもわけいかづちじんじゃ)」といい、神代の昔から近くの神山(こうやま)の神様を土地の人々がうやまい、天武天皇の時代に今の本殿にお迎えしたのだという。これは特別参拝の本殿参拝前に神職からあったお話。土着の信仰からのちにこの地を支配した渡来系豪族賀茂氏と朝廷が中心の信仰となり、毎年5月の葵祭りは王朝絵巻さながらに今に引き継がれているそうだ。
   

目を奪われるという紅葉ではなかったが、建物群が面白かった。全部桧皮葺で、高床式だったり、神様を祀る本殿の隣に全く同じつくりの権殿なる建物があったり。伊勢神宮などと同じく式年遷宮のしきたりが(上賀茂、下鴨神社では21年ごと)あったが、世界遺産に指定されたことから建物自体の建て替えはできず、屋根の葺き替えにとどめるということだ。
   
一の鳥居 一の鳥居から入ると右側に大枝垂桜の次に現れる外幣殿
二の鳥居 楽屋(神仏習合時代供僧方の用いたものと
横の案内板にあったが・・・)
舞殿 細殿
写真左の方に立砂(円錐形の砂)が一対あるのに
気づかず通り過ぎてしまった
境内を流れるせせらぎと木々の緑や赤がよくあっている


まっかっか・・・楼門と楓 賀茂桜、玉橋
楼門前、玉橋 楼門から中門を望む
自然石そのままの手水 自然石2枚使った樟橋(長寿橋)
中門左翼の建物の中で
神職による神社のいわれを聞く
右の建物で神宝展、和宮に関するもの、
葵祭り斎王の衣類など、
前に置いてあるのは葺き替えよう桧皮、
喜捨お願いとのこと


片岡社、巫女さんが持つような形の鈴が珍しい 紫式部も何度か訪れているとか
よく結婚式が行われるらしい、お許しを得て撮らせてもらいました
この後、下鴨神社にまわる予定だったが・・・