京 都 散 歩 

             同じ古都と呼ばれても、奈良とは全然違います

            都であった時が長く、宮廷文化が花開き、一般民衆の暮らしも

            洗練された雅な印象があります

             とは言いながら、私の興味関心の中心は、自然景観なので、  

            神社仏閣を訪ねても、まわりの森や山を楽しむことが多いですねぇ

        


下鴨神社・糺の森2

2014年5月28日(水) つづき

4車線ある下鴨大通りの日の当たる歩道を1キロほども歩いて、やっと横断歩道を渡り、森に戻りました。


下 鴨 神 社 

 
 横から入ったので手水場が簡便仕様 左の建物は本殿のある場所の塀
右側は表から入ると本殿前になる舞殿などの建物 
舞殿 橋殿
写真をクリックすると説明画像が出ます
 
奥(見えない)に西本殿と東本殿があるという
手前の小屋のようなのは言社ーえとのお社
各干支を祀ってありました
楼門


裏からまわるものじゃありませんね。創祀年代もはっきりしないような古い社は、古代人の自然観が満ちた
興味深いところに思えて好きなのですが、早く森に戻りたい思いばかり湧いて、さっさと建物群から出てしまいました。

上賀茂神社では、奥まで入れてもらって、二つの本宮を見せてもらい、宮司さんから謂れなどを聞いて、
すぐ後ろの山の風情や鳴き交わす小鳥の声に、ご先祖様たちの素朴な自然信仰が感じられたものでしたが、
今回はそんな機会もなく、予約してお参りすればできそうでしたが、お高そうでした。




下鴨神社・糺の森



散歩日記





のんびぃの日記帳





上賀茂神社(2008秋)


旧のんびぃのアルバム日記
近場散策






















 糺 の 森 

南口鳥居から出ました   表参道を糺の森を通って駅まで戻ります


よく歩いたし暑いし、鳥居を出たところにおあつらえ向きの休憩処がありました
お茶もお菓子も持っていましたが、赤い毛氈の椅子に腰かけて140年ぶりに復元したという
申餅とほうじ茶のセットをいただき、緑陰に涼風、汗と疲れがスーとひきました。



申餅
休憩処 さるや
               あちこちで高い木から花の種のようなものが
パラパラと落ちてきました


本式名称を賀茂御祖(かもみおや)神社という下鴨神社は京都市北部の西を流れてくる賀茂川と
東の高野川が合流して、鴨川になる三角地点に建つ神社です。
古代より水が豊富だったこの地だからこその伝統があり、祭祀などにも取り入れられて、
水にかかわる建物もありました。


   
葵祭の斎王代が手を浸しみそぎをする場所とか  境内の御手洗ー建物前の案内板
クリックすると文字部分が拡大して出てきます
   
復元された散歩道  復元小川の案内板
クリックすると拡大画面が出ます


この後ようやく、糺の森の真骨頂、学者先生によって調査研究された古代の森に近く復元された散歩道を
ゆっくり歩きました。来るとき通れなかった期待の小道。あまり人もいなくて、静かでした。







遺構   写真をクリックすると案内板画像が出ます
クリックすると拡大画面が出ます


京阪電車特急の優先座席の立派なこと 鴨川本流四条大橋からの眺め
暑いと言ってもこの時期の川床、もう
お客でいっぱいだけど、昼間、涼しいかなぁ


出町柳から四条まで京阪電車で、四条大橋を歩いて渡って、四条河原町から阪急京都線で帰ります。
股関節が痛くなり始めてから、京都散歩にはいつもタクシーを使いました。
何ヶ所かまわって、歩くのは境内だけにしていました。

今回、足も強くなったし、からだ全体の疲れもそれほどのことはなくて、うれしい。
だけど、一応、杖を持って行ったのは正解でした。
どうして、電車の駅の階段というのはあんなに長く、乗り換えの度に、何十段も上り下りしなくちゃならないのか。
エスカレーターもエレベーターも探すのが大変。荷物がないからえっちらおっちら上り下りしましたけどね。

とんでもない思い違いのせいで、楽しくない大通りの歩道歩きもやっちゃったけれど
翌日も翌々日も、どこも痛くなく、疲れてもいなくて、こんな清々しい散歩後なんて十年ぶりくらいの気がします。