イ ン ド ネ シ ア

2012年2月26日(日) 晴れ 
  5日目  ジャワ島観光

ホテルで朝食
朝早いので弁当になるかもしれないと聞いていましたが、5:30からレストランを開けてくれて、普通に食事ができました。労働者の権利よりも客の便利の方がまだ優先なのでしょうね。だけど、こんな早朝から食事をしたことありませんから、スープでパンを流し込んだ感じ。パン2個はいつものようにお昼のおやつにいただきました。
とてもきれいな飾りが通路に飾ってありました
祭りに使うものでしょうか

朝8時の飛行機でバリに戻ります。今夜というか、夜中の1時にバリのデンパサール空港から関空に向けて帰るために、こういう日程を組んだのでしょう。日本からの直行便はバリに多いのでしょうね。50年も前の映画“南太平洋”で日本でも一大ブームを巻き起こしたバリ島です。今も、若者たちのビーチリゾートのメッカなのでしょうか。 バリも悪くないですが、耳のせいで海に入れないし、私は遺跡の多いジャワが気に入りました。どこでもまわりは広い公園として整備して、一つ一つ石を積んでの修復は10年経っても終わってないかもしれません。その頃また来てみたいです。

バ リ に 戻 っ て

オイルマッサージ
表通りから小型電気自動車?でエステ店まで運ばれます

時差が1時間あるので、バリに10時頃に到着。そのまま、アロママッサージ店に直行です。ツアーに含まれているのは、1時間の足つぼマッサージでしたが、全身マッサージもできると言われ、2000円足してほとんどの人が全身オイルマッサージにしました。 生まれてはじめてのエステ?いやぁ、いい気持ちでした。素裸の上にバスタオルを羽織っただけで、まさに全身マッサージ。若い女性でしたが、無理に力を入れるのじゃなく、自然になめらかに、だけど、時々は痛いと叫んでしまって、コリがほぐれていきました。
同じ部屋でふたり同時に受けました。広い部屋で、まずはバラの花が浮かんだ器で足のマッサージ。なるほど、これだけでも癒されます。
部屋の隅にシャワーコーナーがあって、終わったら順にシャワーを浴びて、オイルを流します。トイレは部屋の入り口の横にあって、どこも広々、清潔で気持ちよくなるようにできています。
日本で同じマッサージを受けたらもっと狭い部屋で、もっともっと費用が高くて、気の小さい私なんぞ、余計緊張でコリが強くなりそう。


昼食と買い物

今日の昼食も中華料理。そのときに、1階の免税店で10万円以上買い物をしたら500円引きという、わけの分からないカードをもらいました。10万円も買い物しないしとカードはそのままテーブルに残して1階に下りました。
広い店内に今までに見た中では一番素敵なバティックもあり、マンゴー、チョコレート、コーヒーなどの食べ物あり、葦の手作りバッグ、木製の小皿、Tシャツ、などなど観光地の狭い店先で選ぶよりは値段交渉せずにすむだけでも気楽です。
他の人たちが熱心にお友達などへのお土産を選んでいるのを横で眺めさせてもらって、自分用には、もう遅いけどTシャツ1枚、きれいな柄の小皿5枚選びました。ところが、カウンターで例のカードがないとここでの買い物はできませんと言われ、それなら別にいらないわと戻そうとしたら、ま、親切と言うのでしょうね。自分の点数になるというのではなさそうでしたが、全体を仕切っているらしい恐そうなおばさんがパソコンを操作しているところへ連れて行き、事情を話し始めました。
ちょうどそこに私たちのガイドさんがきて、事情を話すと、なんと、パソコンおばさん、私の名前を確認して、2階の客だったことを確かめ、 買い物OKとなりました。カードには私の姓名が記されていたらしく、他の人から、自分の名前が書いてあるものは自分で持つようにすると言われ、そうか、私は、何でも大雑把で無意識の行動が多くて、これではいかんなとわかりましたよ。


タマン・アユン寺院
屋根の層は奇数段になっています
日本でも昔は、今も?人に何か差し上げるときには奇数個でないといけないと言われましたね
ここはヒンドゥの寺院ですが、仏教でもそのようなことがあるのでしょうか
日本の塔は、三重塔、五重塔が多く、十三重のもあり、石塔は七重、十一重が多いような

入り口の門
遠くに見える門から向こうは観光客は入れない
ヒンドゥ信者のみ


広い公園のようなところに塔が立っている 寺院の塀内に入れないので、塔の上から全体を眺める


堀と塀に囲まれた境内?を外から見学する
寺院1番奥の裏側に向けてガルーダの石像というけれど? 奥の方に屋根の層が多くて格式が高いという塔が多い
今日はお祭りらしく、女性は頭の上にお供えなのか乗せて、1列に並んでくる人々がいました


この日が特に暑かったというわけじゃないけれど、なんだか蒸し暑く感じてバスに戻ったら、一挙に熱中症のような不快感に襲われました。軽い頭痛、軽いめまい。持っていたミネラルウォーターを残り全部飲みました。次の下車地点、棚田のところで降りないでいると、どうしましたかと聞いてくださる人がいて、水を飲まなくちゃとお友達のをもらってまで私に勧めてくださいました。 いつもなら、いやいや大したことないから、貴重な水だからとお断りしてしまったところですが、せっかくのご親切、これ以上症状がひどくなって、もっとご迷惑をかけることがないように、ありがたく頂戴しました。そのお気持ちと水のおかげでしょうね。気分の悪いのはすぐに治って、次のタナ・ロット寺院の夕日を元気に見に行けました。


夕焼けのタナ・ロット寺院

かなり早めの時間に近くの駐車場について、寺院に行くまでの道に広がっているみやげ物市場でしばらく散策したあと、海辺へ行きました。
買いたい物はないしボーとしていたら、さっきバスの中で親切にしてくださった人が、押し付けがましくなくさりげなく、夫が座って休んでいるところで一緒に座っていたらどうかと声をかけてくれました。本当にこころやさいい、気配りの行き届いたすばらしい奥様ですねとご主人の横に座って少しお話しました。
疲れているとか、具合が悪いとか別に感じていなかったのに、座ってみると、あぁ、座って休めてよかったとほっとしましたから、私は自分のことでも悪くなるぎりぎりまで感じないんですよね。

侵食された岩の上を先のほうまで歩く人々がいました
そこが寺院かと思いましたが違いました
反対側の岬の方がタナ・ロット寺院でした
満潮になると寺のある岩は島で、海に浮かんだように見えるとか
今のように引き潮の時には寺院の島まで歩いていけますが、信者以外は入れません
どれだけ大勢の人がいたことでしょう、毎日夕日を見るためにこんなに人が集まってくるのですね
ちょうど日が沈む場所に雲があって邪魔な感じですが、雲がまったくないと当然夕焼けはなく
日が沈んだ後、日に照らされた海やまわりの色の変化を楽しむのだとか


かなり早く着くようにして、日が落ちるまでの時間を海辺で自由に遊ばせたり、どの場所で夕日を見てもいいから、日が沈んだときには自分のいるこの場所に集まるようにと言って、日が落ちると同時に、美しく燃えている真っ赤な夕焼けを背に、どんどん駐車場に急ぐガイドさんは、連日のように観光客を連れてきて、暗くなると人が分からなくなるとか、帰り道がどれだけ渋滞になるとか、よく分かっているのでしょう。日本のようにいちいちあらかじめ説明してくれないけれど、信頼のおけるガイドさんです。



2012年2月27日(月) 晴れ 
  6日目
夕食後、10時にデンパサール空港へ送ってくれて、そこでガイドさんとはお別れ。スーツケースは、ジャワ島のホテルを出るときに預けたまま、バリでは空港から出さずに関空行きに移し変えるように手続き済みなので、デンパサール空港ではとても楽でした。 ただ、免税店と飲み食いの店は多いけれど、じっと座って待つ椅子がほとんどなくて、3時間はもてあましました。最後は、荷物を運ぶカートに荷物と一緒に腰掛けました。
いろいろあったけど、1時に搭乗、6時間半後、日本時間8時半に、無事、関西空港に到着しました。楽しかったぁ。6年ぶりの海外旅行。当分海外は行けないけれど、次はどこか離れ島に行きたいな。