お 伊 勢 参 り
2011年1月8日(土) 晴れ   外宮の続き、神宮内宮へ
露 天 風 呂

6時にアラームセットしていましたが、夕べ10時に寝たので自然に6時前に目覚め、日の出前にひと風呂浴びようと2階の女性浴場へ。
海に向けて全面ガラス窓の景色のいい大浴場ですが、温泉はやっぱり露天でしょう。
後付らしい露天風呂は長い外階段と廊下を伝って1階まで歩きます。
信州ではないし真冬でも震え上がるほどではないけれど、ここには露天風呂への出口に移動用に軽く羽織るものを用意してありました。
病院などで裸の上に羽織る膝丈くらいの上衣。これはいいですね。
結構長い廊下と階段だから、濡れたからだに外の風は冷えますから、アイデア賞ものです。

露天風呂から、徐々に明るくなっていく空と海を眺め、ゆったりといい気持ち

のんびりしすぎました。真冬の着替えはなかなか大変で、特に下半身の関節サポート各種がそれぞれ着脱がきつく時間がかかるのを忘れていました。おかげで昨日1日随分歩いてもどこも痛くならずに、普通にみなさんについて歩けたのですけれど。
バス出発時間まであと15分というときに部屋の電話が鳴って、レストランから 「朝食がまだのようですが、8時出発、大丈夫ですか?」 大きなホテルでツアー客以外にもお客は多かったのに、この気配りすごいです。朝食券を調べたのでしょう。食べるのを諦めていましたが、おかゆがあるというので、荷物を持って行って大急ぎでかきこんで酔い止め薬も飲んで、今日1日元気に遊んでまわれました。
ちょっと古くなったホテルだけど、露天風呂への上衣にせよ、この電話にせよ、やっぱり気配り、心遣い、サービスは人の心が一番です。



夫 婦 岩

伊勢神宮とセットになって昔から有名な二見が浦の夫婦岩。初めて行きました。右の女岩ってこんなに小さかった? 何故か、こちら側にカエルの大きな像がいくつも。

あちこちまわるのは観光地ばかりではありません。旅行社ツアーのお約束。神宮に行く前に、海産物屋さん、真珠屋さん、御福餅さんなどに寄りました。真珠を買う人がいるのだろうかと思いましたが、福袋を買ってバスの中で開けて喜んでいる人もいましたから、寄る意味はあるのですね。おかげで私たちの分まで旅行代金が多少はお安くなるのだからありがたいことなのです。私はわかめとあおさを買いました。
伊勢ではどこでも赤福餅の店ばかり。トイレ休憩とはいいながらせっかくお茶つきで試食もさせてもらったことだし御福餅を一箱買いました。餅そのものも外装も見分けが付かないくらいそっくりですが、新しいからか心持ち餅が柔らかくておいしかったような・・・


伊勢神宮・内宮

内宮は大混雑ということで、大型観光バスの駐車場が遠く、表玄関の宇治橋まで10分ほど歩きます。長さ101,8メートルの橋はすでに人でいっぱい。正月三が日ではなく、今日はもう8日というのにこの混雑。驚きました。例年全国からお伊勢参りに来られるのでしょうが、最近はパワースポットとして名高くますます人気のようです。
五十鈴川、ここから見ても原生林に近い
伊勢神宮の森の大きさ深さが感じられます
屋根つき橋杭のようだけど
高野山で見た流灌頂とは違うよう、宇治橋を護るゴミ除けか
森の大木は手入れが行き届いている
一般に本宮といわれる御正宮までの道は長く遠く、バスを降りてからかなり歩くことになる


内宮前石段で参拝順を待つ人々、1時間待ちとか
お急ぎの方は右からというスピーカーの声に従って、右端2列ほどが前に進むと
真ん中をよけて両側にある臨時参拝所という感じのところに導かれ、
その後、左右に分かれて御正宮横から後ろに回って出て行くことになる



内宮ないだけでもかなり歩くので、今までの私の足ではここまで来るのもとても無理だったかも知れません。



おはらい町、おかげ横丁散策

1時間ほどおはらい町とおかげ横丁を散策してまわりました。いろいろあって楽しかったですよ。香りの店には新旧の香りが和風洋風今風の容器に入れられるようになっていて、あれもこれも欲しくなって結局買わずに出てしまいましたが、どれもかわいかったです。
新旧の木彫、布製や陶磁器製のかわいい小物類、食べ物はその場で食べられるものが多くて、老いも若きもベンチに座ったり、食べながら歩いたり。行列の店も多かったです。 日帰りツアーではこの時間はないでしょうから、楽しい経験をさせてもらいました。どこも痛くならず、楽しかったと言えるのはとてもうれしい。

まぁ、すごい人です。どの店も人いっぱい。内宮で3時間もらったうち、駐車場からの往復に約50分。お昼ごはんに30分。
オプションで申し込んだある店2階食堂での昼食は最近最も困った食事でした。まず畳の座敷。まわりの人たちに助けられて椅子席に変わらせてもらいましたが、店の人は見るからに迷惑そうな顔で、ここで何か買うのは絶対やめだと思いました。 内容も1000円でこりゃないでしょというような、色の変わったマグロの乗ったどんぶりご飯に、多分伊勢うどんというのでしょう、汁気のほとんどないどんぶりいっぱいのうどん。炭水化物だけじゃん。おかずは?

獅子頭に頭を噛んでもらうといいことがある?
大人が並んでいます
昔話を紙芝居で
子どもも大人も大勢座って見ています



高田本山専修寺

最後は、今年から大河ドラマで始まる「江」ゆかりの寺というのですが、ゆかりの中身が幾分あいまいだそうで、「江」が津に住んだことがあるのは歴史的事実だから、津一番の大寺ならきっとお参りしたことがあるだろうというようなことらしいです。 それでもいいです。知らなかった寺や仏像を見るのは楽しい。ここも駐車場から少し歩かなくちゃならないので、今回の旅はまったくよく歩かせてもらいました。
唐門、とても頭でっかちでバランス悪く見えます
ここから入って向こうが如来堂
この門から出ました、大きな山門で
この門の向こうは御影堂
如来堂 御影堂
派手な形の灯篭 鐘楼


道路を隔てて向かい合って建つのは子院塔頭でしょう?

雪あり快晴あり、伊勢神宮・外宮・内宮、奥之院、夫婦岩、海あり山あり。盛りだくさんでももういいやというところはなく、どこも楽しませてもらいました。特に山の上からの絶景と宿からの景色。しばらく思い出して楽しめそうです。
前日は、伊勢神宮・外宮、朝熊山頂展望台など