

1日目 3月9日(日) 晴れ
ブラジルは遠い、長時間飛行中断のためロサンゼルス一泊 |

空は晴れているけれど、小雪がちらつくなかを出発。
新大阪14:53発、のぞみ500系で名古屋へ移動。こんな車両が走っていたのか。世の変化からおくれている自分発見。今回の旅仲間は11名。京都から3名加わって全員そろいました。
15:45、名古屋駅に到着。名鉄のリムジンバスで空港へ。
空港では、待合室の窓際に陣取り、初めて来た広くてきれいな名古屋空港の夕暮れをゆったり見渡しました。目の前のVARIGブラジル機の向こうに、少し雪をいただいた中部山岳地帯の一角が姿を見せ、夕闇迫る空港の景色は旅のはじまりとしてはなかなかいいムードをかもしています。神戸のMiさん、早速ビールを飲みながら、“もう旅は始まったのよ。たのしいわ。” このあとも折にふれていいせりふをおっしゃいます。
19:00、ロスに向けて満席の機は飛び立ちました。京都からのHiさんと相席。このHiさんと、神戸のMiさんと私。ひとり参加女性3名、この先もきっと相席になることが多いのでしょうが、非常に強烈な個性の持ち主さんたちで、多分人から見れば私も。それぞれできれば敬して遠ざかりたいと感じたのでは?
乗り込んですぐの食事は、日本食と洋食から選べるようで、メニューを見ながら、まだ日本を離れたばかりで日本食でもないだろう、Miさんの言うとおり、もう旅は始まったのだと、ステーキコースを注文。ところが、だめと言われ、なにやら字の細かい表を見せられ、私は和食になっていると言われる。訳が分からなくて、混乱した頭で考えました。そうか、旅行社が勝手に人の食事の内容まで決めてしまっていたのか。料金の違いとかから仕方なかったのなら、あらかじめ言っておいてもらわなければ。ブラジル人らしい中年の男性乗務員が誠実な対応だったのが救いで、和食はおいしかったけれど、旅の最初から何だか嫌な感じ。そのことと関係ないでしょうけれど、飛行機ではあまりよく眠れませんでした。
≪日付変更線を通過してもう1日同じ日がつづく≫
時差ぼけ予防に、案内書にあったように、飛行機に乗った時点で到着地の時間に合わせ、以後到着地時間で過ごすことに。おかげで何度も出される機内食の回数と量を調節できて、食べ過ぎにならずにすみました。
ロサンゼルス到着11:45の予定。日本との時差7時間の実感もなく、時間の感覚がつかめないまま、まだ旅の初日が始まったばかり。アメリカはイラク侵攻直前で、身体検査荷物検査が非常に厳しい。スーツケースのキーをはずして渡し、見えないところで調べられます。リュックもポシェットも全部、中に手をいれてひとつひとつ確かめられ、男性の靴はほとんど、私のごつめの靴も脱がされました。予想はしていてもこれほどとは。
ホテルに寄らず顔も洗わず、真冬の格好のまま、ミニバスに乗りロス観光に出ました。暑い! 次々脱いで最後の1枚、半袖Tシャツになってもまだ暑い。
サンタモニカビーチは日曜とあって、かなりの人出です。ヨットハーバーに係留してあるヨットは10000隻とか。浜辺に遊びに来た人達用に浜辺と同じくらい広い面積の駐車場。とにかくなにもかも広い。これが当たり前の国なのか。狭い日本の感覚で、ガソリン垂れ流し、地球環境破壊米国人とただ批判するのは当たらないのかもと感じました。
超高級住宅街ビバリーヒルズ、高級ブランド店並ぶ人影まばらなロデオ通り。どれもが映画のセットみたい。サンセット通りからハリウッドへ。まもなく開かれるアカデミー賞授賞式のあるチャイニーズシアターで、スターたちの手形足型を見ました。アル・パチーノとジャック・レモンを見つけました。うれしい。マリリン・モンローのところは列ができる人気です。ふーん、今でもねぇ。
Miさんは、旅慣れておられて、あちこちでおやつや飲み物をゲットしては食しておられます。集合時間や出発時間を余り気にされません。荷物やチケットを置きっぱなしで、食べ物ゲットに行かれるので気が気じゃありません。ついつい声をかけて嫌われてしまいました。
今夜は長時間飛行の中断のため空港近くのホテルに一泊です。
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