尾 瀬 ・ 夏
夏 草 繁 る 尾 瀬

この年の6月初め、ちょっとだけのぞいた尾瀬に慰められて、生き返った気持ちで日常に帰ってこられたことが忘れられず、盛夏に訪れました。一度も見たことがない湿原いっぱいニッコウキスゲで埋め尽くされるという光景を見たかったのですが、7月末では遅すぎて、ニッコウキスゲは終わり、原はもう秋の景色になっていました。初秋の尾瀬は初めてだから、違う尾瀬に会えて、それはそれでとてもうれしかった。
尾瀬ヶ原から見る至仏山は そのなだらかな姿と色合いで、いつ見ても心安らぐ山
一度登ってみたかったけれど、今の私じゃ無理。ここから眺められるだけでしあわせ・・・

緑濃い、鳩待峠から下りる道 尾瀬ヶ原をはさんで真向かいにそびえる燧ケ岳
木道をおおうほど伸びた草、ニッコウキスゲは・・・ない

<2001年7月末>



林 床 の 花

この時期の尾瀬は林床の花も、湿原の花も、丈高い茎に紫色の花をつけているのが目立ちます。
サワギキョウ オオバギボウシ クガイソウ ソバナ
ホツツジ? カニコウモリ トモエソウ カエデの種
トンボと呼ばれて羽を広げた
ように飛んでいく

ハリブキ オオバタケシマラン? ミヤマエンレイソウ
ツクバネソウ ヤグルマソウ シモツケソウ
大きな葉を持つハリブキ、ミヤマエンレイソウ、ツクバネソウ、ヤグルマソウがそれぞれ葉が1枚、3枚、4枚、5枚というのが面白い。ヤグルマソウは特に大きくて直径50センチくらいのもある。


湿 原 の 花
湿原にミズギボウシとオニユリの群生しているところがあった

ミズギボウシ キンコウカ
ヒツジグサ
日本古来の睡蓮はとっても小さくて
驚いた。直径3〜4センチ
ミツガシワ
花はミズバショウの頃に咲いていた
ナガバノモウセンゴケ
白い花が小さい


   
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