信州・中部・山散歩

立山黒部アルペンルート・初秋

紅葉の立山には早かったようで、意外なことに、7月に残っていた雪がすっかり解けて山は青々していました。初雪までの短い雪のない時期なのでしょう。高い山というのは、季節の移り変わりも下界で想像するのと全然違いました。
黒部平、上にある大観峰と
そこへ登るロープウェイが
小さく白く見える

見えますか?
黒部ダム放水 黒部川、ダムの下流


大観峰から見える黒部ダム湖、雲がかかって見えない山々は後立山連峰




室堂、   立山三山は右の方、雲の中、右端の山は浄土山

見る間に雲が晴れて、立山が姿を現しました
人が少ないからいくらでも写真が撮れるけど
風が強くて、みくりが池にさざ波が立って、
逆さ立山は映りません



立山カルデラ

弥陀ヶ原の脇から立山カルデラ展望台まで25分ほどで登れる道がありました。ここは旧立山火山の火口だそうです。写真では分かりにくいけれど、右下の方にくねくね道が見えます。そこはカルデラの底で、驚いたことに畑のようなものも見えました。左の方が立山で、前の山なみは山頂が雲に隠れているけれど、浄土山から右の方へ薬師岳まで続くそうです。右の方で山が途切れて、中に水はたまらないけれど、ここがカルデラ湖なら、立山にもうひとつ大きな観光目玉ができたのでしょう。でももうこれ以上どんな人工施設も欲しくありませんね。


立山カルデラの案内板 ワレモコウ 山道の秋の草

1997年9月


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