スイス・アルプス・ハイキング

1日目 7月10日(土) 晴れ

乗り換えはパリ、問題あり

スイスは遠い
はじめてのヨーロッパ旅行、初めての大陸。シベリアの大地は広い、大きい。シベリアの上を飛んでいるなんて・・・信じられない思い。町はほとんど見えません。列車ならヨーロッパ側まで1週間とか10日とか。自然のままに蛇行する大河。ただひたすらまっすぐの直線はおそらく、人間の作った道路か石油パイプか。雲はぽこぽこもこもこの綿雲が続きます。見ていて興味は尽きません。

ヨーロッパ上空に来ると景色は一変。整然と区画された畑や街並み、人が住んでいると感じられる風景になりました。

乗り換えはパリ
大陸の大平野の中のパリだったのかぁ。広い広い空港で迷子になりそう。絶対に添乗員が一緒の便でないと困ると頑張ってよかった。実際このときはいろいろありました。スイス行き便のゲート番号が待っている間に変わってしまう。初めての大空港、まったく理解できないフランス語。参加申し込みの電話のやり取りで、何とかなりますよ、なんて、無責任な・・・

困ったこと、その1
係官の身振りの指示のままに背中のリュックを下ろして載せた台がスルスルと動いて私のリュックは地下へ。同じくリュックを地下へ持って行かれた男性は、中に高級カメラとフィルムも入っているから、添乗員さんが走り回って取り戻しました。私はお金とパスポートと不安だけ持ってスイスへ。

困ったこと、その2
チューリッヒに着いたら、私のリュックは届いたけれど、パリで心配して話しかけてくださった人のスーツケースが行方不明。ベルギーの空港にいってしまって、結局3日目にやっと届いたらしい。

ヨーロッパのどこかで乗り換えになるときによく荷物が行方不明になる、特にパリでは・・・と聞いていました。荷物を全部スーツケースに入れてしまうと、翌日からのハイキング参加も難しいから、雨具も含めて1日分の着替えは手荷物にして持つようにと言われていたのが、本当にこんなことになるとは!これだって、添乗員なしで手配するの?旅慣れた言葉の不自由でない人なら大丈夫でしょうが、そうでない人はお手上げ。

そんなこともあって、グリンデルワルトのホテル到着は午前1:30。明日の予定や、両替の説明や、ボーイが運んでくれたスーツケースが他の人のものだったので取り替えたり、寝たのは3時をまわっていました。