旅行社のツアーは非常に効率よく、短い時間にたっぷり観光できるように組まれています。今回も感心しました。
種子島から屋久島に行くにはいろんな行き方があるようですが、その日の午前に種子島の見どころをあちこちまわって、高速艇で普通の半分の時間で屋久島に移動。それも、ついてすぐの昼食とその後紀元杉に行くのに便利な安房港に到着。
安房港からはくねくね山道を標高1200メートルまでバスで登り、駐車場のすぐそばの紀元杉のもとへ。ちょっとありがたみが薄いですが、初めて会う樹齢3000年という大杉には、やはり直接目にする感動がありました。
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苔や他の木に着生された側 |
左の裏側:真ん中のへこんでいるところは
絞め殺しの木と言われるヤマグルマに喰い込まれて育って
先に枯れたヤマグルマの跡を残した姿 |
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何本もの木が寄り集まったような表面木肌 |
横にも絞められた跡が残る |
写真などで見る屋久杉は、今までにもらったお土産品などで知っている年輪の詰まった木目のすっきりした杉と大いに違うゴツゴツした印象で、同じ大杉でも、本土の古い神社仏閣などで見る天に届けとばかりまっすぐに伸びた杉と見た目が違いすぎて、どこがいいのか分かりませんでした。
ほんものを見るにしかずですね。触ってもいいということでしたが、私の腕では届かなくて、見た感じだけ。それと、地質や江戸時代からの人間の歴史も含めて、屋久杉の今ある状態の説明を聞いて、見た目の異様さが理解できて、樹木の長い命に対する畏敬の念も沸きました。
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駐車場そばの遊歩道入り口 |
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写真をクリックすると別窓に大きい画像が出ます |
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切り倒された切り株にいろいろ着床する木々 |
1000年未満の杉は屋久杉とは呼ばず小杉というそうです |
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モミの伐根 |
写真をクリックすると大きい画像が別窓に出ます |
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コケやシダ、スミレなど、木陰に集まって育っています
今、花が少ないですが、屋久島固有種が結構あるようです |
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バス車窓から見たヤクザル3頭、本土のニホンザルに比べて、見るだけでとても小さい
ここは安全だとよく分かっているようで、実にリラックスしてグルーミング中
ニホンザルの亜種だけれど、他の亜種にくらべて遺伝的には10倍ほども離れているらしい
種子島に最近まで生息していて絶滅したサルが、ヤクザルに近かったかホンドザルに近かったか今となっては分からないのだとか
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