種子島と屋久島
2011年7月26日(火) ときどき 曇り 後 晴れ

大雨屋久島体験

日付が変わった頃からでしょうか。窓に打ち付ける雨の音と激しい雷鳴にたびたび起こされましたが、さすが雨量日本一屋久島だぁと別にびっくりもせず、ま、大きいホテルですからね。
雨漏りも落雷も心配せず、寝入っては起こされを繰り返して朝になりました。
夕食は1階で和洋折衷会席でしたが、朝は6階レストランでバイキング。おかゆにしました。
何故か緑茶なし。仕方なく紅茶。部屋に戻って飲みましたが、おかゆがあるならお茶は欲しかった。 パン2個は昼間のおやつ用にいただいてリュックに忍ばせました。


緑の中、大迫力、大川の滝

円に近い島を反時計回りに回って、朝一番に白谷雲水峡ウォークの予定でしたが、前夜、さすがの屋久島でも観測始まって以来という豪雨だったとかで、増水のため入山禁止措置がとられ、午前と午後の予定が入れ替えられました。午後の最後に白谷雲水峡の入山禁止が解除されるように祈って、時計回りにまず西海岸をまわることになりました。
最初の観光は、大川の滝。‘おおごのたき’と読みます。手付かずの亜熱帯原生林のなかを、真っ白に泡だって轟音とともに流れ落ちる滝は見事。
いつもは上のほうの岩でふたつに分かれて流れるそうです、滝つぼからあふれて遊歩道まで水浸しで近づけません
遠くから眺める滝も立派です



海から一気に高山、西部林道

屋久島は中央山岳地帯を含む広い地域がどこも離れることなくつながって、世界自然遺産に指定されていますが、海岸部までずっとつながって指定を受けているのは西部林道の辺りだけだそうです。
すぐ下、黒潮洗う海
片や亜熱帯照葉樹林帯から広葉樹林帯
ここからは見えないけれど、もっと奥は
九州最高峰宮之浦岳(1936m)辺りの針葉樹林帯で
国内では唯一、世界でも稀な植物垂直分布が見られるところ

大型バスが通れないので中型バスで
窓に枝葉がぶちぶち当たります
増水で急流になったらしい川
ヤクシカ、車窓からで見にくい
キュウシュウジカの亜種、とても小さい
固い花崗岩に張り付いたコケ、ほんの少しの腐葉土の上に
大量の雨に恵まれて横に根を張って育つ木


雨の中、ほんの10分ほど林の中の車道を歩く
この頃まだ、白谷雲水峡の入山禁止解除にならなかったのかな
歩く気満々のみんなのために?
横は照葉樹の林
小さい流れも美しい、手前の照り葉はクワズイモ サルスベリの木をふたつに割って伸びる木
屋久島灯台 暗い林のなかにヤクシカ3頭
人がそばを歩いていても逃げない



アカウミガメ産卵地

アカウミガメの産卵地としてラムサール条約に登録している屋久島永田いなか浜。今、産卵期なのでしょう。浜の奥のほうは縄で広く囲われ、岩場のほうでは、カメの歩いた跡がくっきり残っていました。
カメの足跡


観光センターで昼食
量は適当で、固くて食べられないものもなく助かった


次は白谷雲水峡散策↓