
2007年2月3日(土) 晴れ <頭塔、新薬師寺からつづく>
新薬師寺を出ると、白豪寺目指して東に進む人が多いようでした。10年位前に、山の辺の道を桜井から4回に分けて歩くツアーに参加。帯解寺から白豪寺を経て奈良公園までという最終回を体調が悪くて休んでしまったのが残念で、いつかそのうちにひとりでもと思っていたけれど、いつかそのうちというのは駄目ですね。
いいチャンスではあったけれど、少しのぼりらしい1キロあまりを歩く勇気は出ませんでした。 できればタクシーを拾って東大寺へと考えていたのですが、のどかな田園風景が広がるばかり。新薬師寺までタクシーでやってきて乗り捨てる観光客もいません。地図に従って、細道を北に向かいます。広い道路に出ても、タクシーなんて通っていないし、ぼちぼち帰ろうかと思ったら、手打ち蕎麦屋が道端に。
1時半でしたが、中はお客でいっぱい。言われたとおり外で並んで待ちました。寒い中15分ほど待った甲斐がありました。前回、某国立○○館の中で食べたなんとも名状しがたいラーメンに比べて、月とすっぽんとはこのことです。とってもおいしくて、よしっ、このまま横に見えている春日の杜の中を歩こうと、もりもり元気が湧いてきました。
痛かった股関節も痛みをあまり感じません。疲れたともお腹がすいたとも感じていなかったのですが、足が重くなったらちょっと休憩して何か食べるというのは、ハイキングの基本。忘れてました。
森に入ったとたん、脳とハートが生き生きするのが分かります。そうか。山好きは森好きなのか。こんな奥のほうから入ったことがありません。天気がよくてほとんど人もいなくて、わくわくしっぱなしでした。
すぐに道は二手に分かれますが、あちこちに分かりやすい地図や標識が立っていて、迷うことはありません。山道ではありませんが、写真のように非舗装の道で関節にやさしい。地図で見ると、あちこちにこんな道が通っているらしい。山道が無理になってもこんな散歩道があれば、脳もハートも喜びます。ここ覚えとこう。
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春日の杜の全体地図
地図をクリックすると拡大図が出ます |
イチイガシの巨樹
写真をクリックすると右にある説明板が拡大画像で出ます |
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若宮神社
本殿は写真右のほう、撮影不可
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なんでこんなぼろぼろの蔓?
由緒正しき名のある藤ですぞ
写真をクリックすると説明板が出ます
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先月、国立博物館別館で展示していた“おん祭”とはこの若宮神社の祭で、1200年続いているという
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春日大社本社本宮へ向かう道 |
南門 |
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本社本殿ではないらしい
回廊の中央にあるようだから中門か、ここから先は入れない
ここでも男性ガイドが、この中に入ったのは歴代総理大臣でも
ただ一人だけと言っていた
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本殿を囲む社殿のいくつかだろう |
この日は2月3日、節分万燈籠の日、夜には何千もの燈籠に灯が入って、妖しく幽玄な世界になるのだろう |
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御祈祷所、厄除けの祈祷を受け付けている |
水谷神社、万病封じに霊験あらたかとか |
摂社というのか、いろいろの小さいお社があって、住まいの神様という総宮神社には某大手住宅建設会社が、
どこかには某大手家電会社が奉献したと大書してあった |

道に沿って歩いていたら、若草山の山麓に出た
春日大社の神のお使いのはずの鹿たちは
当然ながらみやげもの屋の多い餌にありつけそうなところに多い
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お乳を探す子鹿
かわいいね |
角つき合わせて戦う雄鹿
直後に右の鹿がこちらにぶっ飛んできて危なかった |
春日大社の公式ホームページはこちら。
奈良公園のこんな奥まで来たことがありませんでした。次は東大寺へ→ |
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