昔、何度か来たことがある国立博物館。正倉院展だったような・・・25年以上来ないうちに立派な別館ができていました。そこは “おん祭と春日信仰の美術”なる特別展をやっていました。若草山の山焼きや東大寺2月堂のお水取りほど有名じゃないらしく、あまりマスコミの話題になりませんから、まったく知りませんでした。春日大社も興福寺同様古い神社ですから、祭りの衣装や道具類は古式ゆかしい雅楽の装束という感じ。昔ながらの祭りを執り行うということは、祭りの精神がそのまま生きているということで、何代何十代続いてきたのか、人間の情熱を馬鹿にしてはいけませんね。偉いなすごいなと感嘆するばかりです。
本館は常設館ということでしたが、博物館所蔵の仏像や、他の寺院の仏像もたくさんあって、特別に借用展示していると断っているのもありましたが、他のは、何かを修復修繕中に一部を借りているということでしょうか。ほとんどが仏像で、分かりやすく分類、同じような系統のものが同じ部屋に並んでいて、何も知らないながら、見て楽しめるように展示されていました。
それでも、よほど好きでないと、これだけの数の仏像を全部詳しく説明を読んで見るというのは大変です。私は疲れました。今日は、東大寺まで行く予定でしたが、博物館内本館と別館を歩くだけで疲れたし、時間も遅くなったので、東大寺は次回にしました。
奈良公園といえば鹿ですね。神鹿といわれ、天然記念物に指定され、愛護会が角切りをしたり、観光客が鹿せんべいを買って与えたり、人によく慣れています。だけど、昔、餌をねだられて頭突きされたこともあって、ちょっとこわい。冬は観光客も少ないせいか、それほどたくさんの鹿には会いませんでしたが、ときどき交通事故にあう鹿のニュースに接したりします。
右写真をクリックすると、拡大画が出ます
上方の鹿の写真は、五重塔の写真を撮ろうとしゃがんだときに、餌をもらえると思ったのか、すぐ目の前にトコトコやってきた冬毛の鹿です。
次の奈良公園散歩で東大寺に行きましたが、東大寺にも関係があって、
テレビを見て面白いと思った1キロ南の仏教遺跡“頭塔”へ先に行きました。→ |
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