大 和 路 散 歩

2010年2月20日(土) 晴れ だけど 雲多い  <法隆寺伝法堂開帳のつづき>

鬼  瓦



法隆寺は広い。東院伽藍と西院伽藍の間は長い通路を歩く。その通路の左右に子院が並び、ひとつひとつの寺域が結構広いようだ。門の中がうかがえないのもあるが、立派な庭やお堂、鐘楼が門や塀越しに見えているところもある。この長い通路を歩く楽しみは、門の屋根の上に乗っている鬼瓦。鬼だけじゃなく、獅子やウサギや桃、蓮の葉、いろいろあって楽しい。
2007年と2008年に来たときにもいくつか鬼瓦を撮っているので、よろしければそちらも覗いてみてください。

東院伽藍
礼  堂、   左の鬼は鼻が長い
鐘 楼、  正確には東院伽藍の外だけど・・・   2つ繋がっているのは夢殿も同じ

東大門まで
福 生 院、   両脇の獅子が勇ましくかわいい、   上は鯱?
善 住 院、  両脇に蓮の葉
蓮 光 院、  両脇に蓮の葉に乗った桃だけ
福 園 院、   蓮の葉の上に何かの葉に囲まれて宝珠だろうか
賢 聖 院、   両脇に菊の花だけ
法 華 院、 両脇に唐獅子かな



宗 源 寺
門には蓮の葉だけ 07年3月に撮った分>
上の宗源寺は門から立派な庭とお堂が見え、塀の上に背の高い鐘楼の屋根が見えて子院といっても、普通の寺よりよほど格の高そうな感じ。この鐘楼か門の屋根に左右で全然違う鬼瓦が乗っていたと思う。右は、龍の首が瓦から飛び出ているような立体感のある瓦だった。探して見ながら歩いたはずだけど、今回見落としてしまった。

律 学 院 太 子 堂、   両脇に桃が・・・
中道院、   下に人がいて右側は撮れなかった


東大門から

東 大 門
観 音 院
普 門 院、   立派な鯱と獅子も
両脇に乗っている波のような山のような形に見とれて表札を撮影するのを忘れた、順番から多分、実相院


西院域に入り、歩く順番から鏡池のところから大宝蔵院に入ろうとしたら、拝観券は西院伽藍入り口で買ってくださいと言われる。そうだった。前回、全部は回れないので大宝蔵院だけと言ったら、期限はないので、今日入らないところはまたいつでもと言われたのだ。
昔は東院でも券を扱っていなかったらしいが、それはあんまりだ。遠すぎる。今では東院だけの拝観券を売ってくれる。
無駄に行ったり来たりになるけど仕方ない。中門よりなお西にある回廊角の入り口で券を買う。
先に百済観音像の方に行きたかったが、入り口の坂がしんどいのにますます行ったり来たりになるし、西院伽藍を先にした。西院伽藍から出たとき疲れた気がしたが、鏡池の生垣のところにいた猫を見ているうちにちょっと元気が出た。幼児になでられても威嚇せず、かわいい。
この後、大宝蔵院に入って、たくさんの宝物にわくわくして、ゆったり見て回ったのだが、思っていたより疲れていたのだろう。気分まで悪くなってきて、この日は欲張らず帰ることにした。


阿 弥 陀 院
弥 勒 院
明 王 院、両脇の蓮の葉の上にお饅頭のようなものが・・・
宝 光 院、   両脇のこれは波だろね

法隆寺伝法堂開帳