大 和 路 散 歩
姉妹で奈良歩き2

2010年11月20日(土) 晴れ 

前夜は夜景を眺めたり、テレビを見たり、それでもいつもよりかなり早く床に着いたので、6時には目覚めました。日が上る前の朝もやにかすむ奈良盆地が、徐々に明るく山の頂上から日が当たって市街にまで光が届く時間の経過、至福のときを過ごしました。
ごく普通の旅館朝食をしっかり食べて、今日の散策に備えます。奈良の茶粥があるかと期待したのですが、少人数客の個々の希望を聞くわけにはいかないのでしょう。
送迎バスの予約時間を間違えて少し遅くフロントへ行ったら、別の車で近鉄奈良駅まで送ってくれました。こちらのミスなのに、心配りの行き届いたサービス振りでありがたかったです。今月限りで閉館とはねぇ。また来たいいい宿でした。


唐 招 提 寺

西ノ京駅でロッカーを探したら、反対側ホームの一番端と言われ、長い階段をやっと下りたばかりで上がる元気はなく、ウォーキングバッグをごろごろ引っ張って唐招提寺まで歩きました。大阪方面への帰りはそのホームから電車に乗るのだから、ロッカー場所としてはよく考えられているけれど、エレベーターもエスカレーターもないしやむをえません。門前のみやげ物屋兼食堂で荷物を預かってもらい、帰りはそこで昼食にきつねうどんを食べました。


鑑真和上御廟裏 御廟前横の池
経蔵、正倉院より古いと知ってから、いつもじっくり眺めてしまう 経蔵の前から見た礼堂・東室

唐招提寺では、妹が前に夫婦で来たときには金堂も中の仏像も修理中だったそうで、金堂に元通り安置された巨大仏像三体、盧舎那仏坐像、薬師如来立像、千手観音立像を心ゆくまで拝観していました。私も何度来てもうれしく拝観しました。

荷物を預かってもらったところで昼食をとり、またごろごろとウォーキングバッグを引きずって駅へ。すぐそこに薬師寺があるけれど、妹も何度か来たことがあり、平山郁夫氏の大壁画も見たというので、今回はパス。大阪の母のところへ直行しました。

11月になったら修理に入る予定の薬師寺東塔を遠望しても、下の層でどうなっているのか分かりません
次に来たときには上まで覆い屋に隠れてしまっているのか気になります

前日は、豆腐料理屋、春日の杜、興福寺、高円山ホテルなど