2009年11月28日(土)曇り のち 晴れ

1ヶ月前に、興福寺の「お堂でみる阿修羅」に並び、列が短くなるまで待つのに東大寺の諸堂を巡り、念願の春日奥山ドライブウェイを通り抜けるのがすっかり遅くなってしまって、若草山からの夕焼けはきれいだったけど、世界遺産の原始林は闇の中だった。
ライトでかすかに見える大杉の根元だけでもすごくて、いつか昼間の森を見てみたいと思っていたら、他に行きたいところがあるのならまたついでにまわろうかと車を出してくれたので、金堂修理なった唐招提寺拝観のついでということで、再度奈良奥山ドライブ。

奈良奥山ドライブ

うぐいすの滝(落差10メートル)


今回は先に奥山ドライブ。東大寺の裏の細い道から山に入ると、まぁ、紅葉の美しいこと。奈良だって季節になれば美しい紅葉が見られるのだ。これは予想外のうれしさ。若草山山頂ではまわりの山の紅葉まっさかり。はからずも今年4度目の紅葉狩りになった。

右の塀は東大寺、左奥に見える山が今から行く春日山 大仏池、絵を描くグループの人たちで賑っていた
料金所を抜けると前回と違ってすっかり紅葉

若草山山頂に着くと、ススキが穂を風に揺らし、まわりの山々が全山紅葉。わぁ〜山が赤いよぉ〜。ここで見られるとは全く期待していなかった。うれしい〜。


若草山の北方面


燈籠に木の葉然として止まっている蛾
帰りにも同じ姿で止まっていた
家族かな、子鹿を護って休んでいる
鶯塚古墳
4世紀末、丘陵頂部に築造された典型的前期古墳で、斧や鏡が出土したとか
清少納言の枕草子に「うぐいすの陵」と出てくるのがここだと言われているらしい
そばの字が薄く消えかかった案内板に説明があった


下に若草山の2段目と市街地が見える
今立っているところは3段目らしい


いよいよ春日山原始林だ。若草山山頂でも、原始林有料道路でも、土曜だしいくつものハイキンググループを見かけた。いいないいな。本当は私も歩きたいけど、まだ山歩きは無理だ。ゆっくり最徐行で進んでいるけど、振り返ってジロジロ睨みつけるおばさんもいる。こんなところへ車で入ってくるなと言いたいのだろう。気持ちは分かるけど、ここ、自動車道だから。足の悪い人だって通りたいのだから。すみませんね。


うぐいすの滝へはきつい石段を600メートル下りればいいらしい
滝にPありますという他の標識を見て、俄然行く気になった
1キロ以上あるクネクネ細道を進むとき対向車がきたらどうしようと
案じたが、駐車場には車1台止まっているだけ
そうだろね、ここはハイキングで来るところだわ
クリックすると地図部分の拡大図が出ます


道のそばに多い大杉
ハイカーの姿をよく見かけた


苔むす大杉


滝から上る石段、緩やかだけど濡れていて怖い
車道からまっすぐ滝に下りたご夫婦がそこを登りたくないと
車道だと遠いかと聞かれ、それほどでもないし
歩いている人が多いというと安心された
細い車道
ここの森の木々はカシ、シイの仲間、カヤなどが多いらしい


高円山展望台から

町のほうへ大分下りてきた


次は新薬師寺、秋篠寺、唐招提寺へ