
3日目 8月7日(火) 晴れ
ロープウェイを下りたら、目の前に旭岳地獄谷の白い噴煙がもこもこ噴き上がり、山頂が見えない。そしてすぐにお花畑!
うわさに聞く大雪山系のみごとなお花畑のほんの一部らしい! もう終わっているかもしれないと思ったが、いいえ、一面、花、花、花。途切れ目なくつづいている。
 |
チングルマ、満開 |
 |
 |
チングルマ、開き始めた種(穂) |
チングルマ、名前の由来の稚児車、風にそよぐ |
 |
エゾノツガザクラ、満開 |
 |
 |
エゾノツガザクラ、濃い色、うすい色、
交配して中間色、隣り合って濃淡3色 |
エゾノツガザクラ、あでやかな後姿 |
 |
 |
エゾシマリスが目の前1メートルのところでコケモモの実を食べている。
すぐそばで人が大勢見ていても平気。姿もしぐさもとてもかわいい。 |

今、2004年夏、浅間山が噴火して、千葉まで灰が飛んだと話題になっている。旭岳は現在噴火しているのではなく、噴煙を上げているだけ。かつての火道が埋まっているからだと説明板にある。またこの山のどこかが噴火することがあるのだろうか。間近に噴煙を見るのはわくわくするが、火山国日本。北海道ではしばしば大きな被害が出ている。最近では2000年の有珠山噴火。明日行く予定の十勝岳も何度も噴火を繰り返す活火山らしい。
専門的なことは何も分からないが、目の前の景色を作り出した地殻変動や火山活動について、解りやすいこんな説明板があるとありがたい。
 |
 |
 |
ミヤマリンドウ |
イワブクロ |
エゾコザクラ |
 |
 |
 |
イソツツジ |
シナノキンバイ |
 |
 |
ジムカデの実 |
ハイマツの実 |
 |
 |
ショウジョウバカマ
伸びた伸びた
1メートル
写真では
目を凝らしても見えないが
てっぺんにアキアカネが
いた・・・
|
イワシモツケ |
ミツバオウレン |
<夫婦池>
ゆっくり花を愛で、景色に感嘆して、写真を撮って散策路をめぐっても1持間くらい。次のロープウェイまでに時間があるからと、駅建物の中で、旭岳の四季の映像を見せてもらう。簡単にロープウェイで上がってこれるようになったからといって、景観の価値が下がるわけじゃない。近くの湿原にも行かず、登り2時間という旭岳にも登らず、大挙して押しかけて、すぐそこだけをちょこっとまわる。問題はいろいろあるだろうが、一部の熟練登山者だけのものでなくなったこの景色。私は本当に感謝感謝。
右は、天人峡、羽衣の滝。渓谷には滝がつきもの。今までどれだけの滝を見ただろう。滝でなくても水が流れるのを見るのはとても心地よい。できれば手や足を入れたくなる。それが高みからどっとしぶきを上げて流れ落ちるのだ。心を揺さぶられるものがある。
この滝は向きを変え何段にもなって流れ落ちる。まわりの岩と木々も、全体の景色が美しい。優美度日本一と言いたい。
明日行く十勝岳連峰がどこからもよく見える。 数回十勝地方を訪れたが、今まで山頂が見えたことはなかった。青空に白い太い噴煙がまっすぐ昇る姿は怖くもあるが、美しい。
今夜の宿の白金温泉に行く前に、予定外の十勝岳火山砂防情報センターと十勝岳中腹の展望台にも行った。
上の写真は砂防情報センター前の広い駐車場から、右写真は十勝岳中腹展望台で撮ったもの。
火山の情報センターしての機能と一時避難場所としての機能も持っているそうだ。十勝岳は30年周期で噴火を繰り返す火山で、今までの経験から、被害を少なくするための備えや対策を行っているのだとか。導流堤を築いて泥流を安全な方へ導く。大きな岩や流木を捕まえるが水や土砂は流す装置など。そういう装置を目の前に見ると、自然の脅威を防げなくても、被害を少なくする人間の英知と力が感じられて頼もしい。
|