
2日目 9月29日(木) 午後 晴れ 後 雨
昼食は、丘陵地帯にぽつんとあるカントリー調宿兼レストラン‘ANNA’で。
アイスランドでは昔から家は基本的に赤い屋根に白い壁だそう。
メインはスモーク・ラム。アイスランドのクリスマス料理とか。臭いは気にならないしおいしいけれど、アイスランド料理は塩辛い。デザートのケーキは甘すぎずおいしかった。
ちょっと外を歩いてみたくて、珍しく早く食事を終え、広い道路まで歩いてみた。すごい風。ぼーとしていると吹き飛ばされそう。9月でこの寒さ。この後長い冬をここの人たちはどんな風にして過ごすのだろう。想像もつかない。
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入り口においてあった大きな地球儀
オレンジ色の島がグリーンランド、右下がアイスランド
こうして見ると、本当に北にあるのですねぇ |
レストランの外にいた犬、おとなしく人懐っこい |

午後は、南の海岸沿いを東に走りました。道路の左に時々あらわれるふたつの氷河を見ながら、右前方に見える血塗られた島と言われるウエストマン諸島・ヘイマエイ島の歴史を聞き、ヴァイキングの島というあまりなじみのないアイスランドの歴史を思います。今は15島に4500人が住んで、野鳥の島として有名だそうです。37年前の火山噴火で島の形が変わったとか。火山国の宿命ですね。
デュホラエイという海岸に着いた頃は強風雨になって、みんな上下のあるレインコートや長いカッパに身をかため、黒い丸い石がごろごろしているところを浜辺まで下りました。断崖絶壁が見えたり、こちら岸は柱状節理の断崖で東尋坊を小型にしたような感じ。
いつだったかアイスランドの大統領が日本にこられたときに、迎えた側は東尋坊に案内したのだとか。アイスランドでは珍しい風景でもないのに、と旅行説明会のときにアイスランド航空のSa氏は言っていたけれど、ここを見れば、同じ火山国、同じ景色がありますよと見てもらったのだと分かる。


この滝は、滝の裏を歩けました。
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滝の裏側から見たところ |
振り返ってみると、滝の後がくぼんでいるのが見える |

 今夜の宿は内陸部クヴェラゲルジのホテル・オルク。
夕食の後、オーロラが出たと言う声にみんな表に飛び出しましたが、

強風にあおられた雨のしずくに、オレンジ色の農業用ハウスの明かりがひらめいて、そう見えたものといわれました。どうしてもそれがオーロラだと信じている人もいて、それはそれで幸せでは・・・・・・
(写真は翌朝その方向を部屋から撮ったもの)
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